Facebookアーカイブ
心。人生を意のままにする力⑧

『心。』(サンマーク出版)から、稲盛の言葉をご紹介いたします。
<稲盛の言葉>
利他の心をもち、よき行いをすることは、おのずと運命を好転させることにつながる。宇宙にはそのような"因果の法則"が、厳然と存在しています。
このことはまた、次のようにいってもよいでしょう。
宇宙には"利他の風"が吹いている。大きな帆を掲げてその風をふんだんに受ければ、よき運命の流れに乗ることができ、人生がよりよい方向へと導かれる。
このとき、風を受ける帆となるものが「利他の心」なのです。やさしい思いやりの心をもって物事に取り組むとき、人は"利他の風"を存分に受けて、幸福と成功に向けて力強く航行することができます。
経営の世界で「利他の心が大切だ」などというと、厳しい経済社会の中にあって、「利他」や「思いやりの心」などで経営ができるものか――そんな批判や反発の声が、かならず聞こえてくるものです。
しかし、熾烈な闘いがくり広げられるビジネスの世界だからこそ、「相手を思う心」すなわち利他の心が大切です。
利他の思いからなしたことは、いずれよき出来事となって、わが身に返ってくるからです。(P73-74に掲載)