Facebookアーカイブ
経営12カ条(第11条、第12条)

本日は、経営12カ条の第11条「思いやりの心で誠実に」、第12条「常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で」に関して、稲盛が2013年7月、第21回盛和塾世界大会で盛和塾生向けに行った講話からの引用です。
<第11条「思いやりの心で誠実に」>
・相手を大切にし、思いやるという「利他」の行為は、一見自分たちが損をするように見えても、長いスパンで見れば、必ずすばらしい成果をもたらしてくれる。
<第12条「常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で」>
正念場ではすさまじいばかりの闘魂や、どんなことがあってもくじけない強い意志力が要るからこそ、日常は明るく振る舞う心がけが大事になってくる。そうでなければ、長く経営を続けることはできないはずだ。
一方では、「何としてもやらなければならない」という強い思いがあるが、もう一方では何があったとしても自分には必ずすばらしい未来が開けるのだという確信を抱いて、明るくポジティブに生きていく。今はどんな逆境にあろうとも、自分の人生をポジティブに見ること、これは人生の鉄則であり、経営者として生きる要諦である。
明るさを秘めた、前向きでひたむきな努力は、長いスパンで見れば必ず報われる。それは、自然がそのようにこの世界をつくっているからだ。
書籍『稲盛和夫経営講演選集 第6巻 企業経営の要諦』より