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火焔山より残暑お見舞い申し上げます

暑さ続く毎日、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、夏の気温が50度を超えるともいわれる、中国・火焔山(かえんざん)での写真を紹介いたします。
2000年8月、稲盛は第4回日中企業管理国際シンポジウムへの参加と新彊大学での講演のために、新彊ウイグル自治区のウルムチへ向かいました。当時中国では、「西部大開発計画」がスタートしようとしており、稲盛はそれぞれ「経営12カ条」「なぜ経営に哲学が必要か」と題し、中国経済の健全な発展を祈念して講演を行いました。
2日間のスケジュールを終えたときは、ちょうど京セラが夏季休暇に入った頃。なかなか訪問することのない場所でしたので、「せっかくだから」と稲盛一行は観光に出掛けました。
ロバが引く荷車がゆっくりと走り、両側にはブドウが生い茂る道を進んで到着した火焔山。そこは見渡す限りの赤茶けた大地に、標高500メートルの山々が98キロメートルにもわたって連なる丘陵地でした。赤い泥岩の山肌に太陽があたると、燃えているようにも見えるその地帯。地表温度は90度、気温は50度を超えることもあるそうです。
そんな暑さの中でも稲盛は、周りが止めるのも聞かず観光用のラクダに乗り、ウイグル族の男性がかぶる帽子を頭に載せてもらい、わずかな夏休みを満喫していました。
写真:2000年8月 新彊ウイグル自治区の火焔山にて