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京都サンガF.C.J1復帰

京セラが支援するプロサッカーチーム京都サンガF.C.が本年度J2での2位を確定させ、来期のJ1復帰を決めました。これまで京都サンガを応援してくださった多くのファンや市民の皆様に御礼を申し上げます。2010年のJ2降格以来12年ぶり、京都サンガの長年の悲願であったJ1復帰を稲盛も心から喜んでいることでしょう。
1994年、それまでサッカーには何の興味もなかった稲盛が「京都にJリーグチームを」という京都市民や政財界の声に押される形で支援を決めて以来、稲盛は多忙な日々の合間を縫って試合会場に駆けつけて熱心に応援するのはもとより、練習場にも何度も足を運び、選手を激励し続けてきました。ある雪の降る日など、たまたまスケジュールに余裕ができた稲盛は秘書と二人で城陽市にある練習グラウンドを訪れ、凍てる雪の中しばらく選手の練習を見守っていました。
この頃の稲盛にとって、選手はわが子と同じような存在だったのかもしれません。誰でもサッカー選手として活躍できる期間は限られており、好むと好まざるとにかかわらず、ある程度の年齢が来れば引退をし、その多くはサッカーを離れた一人の人間として生きていくことになります。そのときに、選手が不幸な生き方をしないように、稲盛は折に触れて選手たちを集めたり、食事をともにしながら、人としてのあるべき生き方や、人生における心構えなどについて話をしてきました。京都サンガの選手がサッカー選手として存分の活躍をすることと同じくらい、サッカー以外の人生でも幸せな成功者となってくれることを強く願いながら、稲盛は京都サンガの選手たちを応援し続けてきたのです。
写真:選手との茶話会(2016年撮影)