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新刊書籍『経営12カ条 経営者として貫くべきこと』
生前から編集を進め、稲盛から出版の了承を得ていた新刊『経営12カ条 経営者として貫くべきこと』(日経BP 日本経済新聞出版)が9月6日に発刊されます。
稲盛は本書において、企業経営の実践を通じて自ら導き出した経営の原理原則ともいうべき「経営12カ条」について、その真髄を余すところなく語っています。さらに、経営12カ条について、条ごとにポイントをまとめた「要点」と、関連する稲盛の発言を抜粋した「補講」も収録しています。要点は、経営12カ条を実践できているかどうかを確認するための「チェックリスト」として、補講は、さらに理解を深めるためにお役立ていただけます。
世界情勢や経済環境の変化が激しい今こそ、誰もが揺るぎない経営の羅針盤を求めています。いかに時代が変化しようとも、経営の原点は不変である――そのことを稲盛は次のように述べています。
「世の複雑に見える現象も、それを動かしている原理原則を解き明かすことができれば、実際には単純明快です。こうした考えの下、『どうすれば会社経営がうまくいくのか』という経営の原理原則を、私自身の経験をもとにわかりやすくまとめたのが、『経営12カ条』です。
経営というと、複雑な要素が絡み合う難しいものと考えがちですが、理工系の出身だからでしょうか、私には、物事を本質に立ち返って考えていく習性があるようです。
(中略)そして、物事の本質に目を向けていくなら、むしろ経営はシンプルなものであり、その原理原則さえ会得できれば、誰もが舵取りできるものだと思うのです。(中略)
『人間として何が正しいのか』という最もベーシックで普遍的な判断基準に基づいている『経営12カ条』は、業種や企業規模の違いはもちろん、国境や文化、言語の違いまでをも超えて必ずや通じるものと考えています」(まえがきより)
【経営12カ条】
第1条 事業の目的、意義を明確にする
第2条 具体的な目標を立てる
第3条 強烈な願望を心に抱く
第4条 誰にも負けない努力をする
第5条 売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える
第6条 値決めは経営
第7条 経営は強い意志で決まる
第8条 燃える闘魂
第9条 勇気をもって事に当たる
第10条 常に創造的な仕事をする
第11条 思いやりの心で誠実に
第12条 常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で
日経BP https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/22/08/08/00305/