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ネコの日-愛ある寝返り-
稲盛の愛猫「くぅちゃん」については、当facebookでも何度かご紹介したことがありました。実は、稲盛が猫を飼うのはくぅちゃんが初めてではなく、その前にも何度か飼っていました。今回はくうちゃんの先代猫である「ふくちゃん」についてのエピソードをご紹介します。
稲盛が得度をした円福寺で、ある日一匹の子猫がカラスに突かれて弱っているのを住職が見つけ、お寺で世話をしていたそうです。稲盛の家族が円福寺を訪れた折り、住職から「もらってくれませんか」と言われ、その猫はめでたく稲盛家の一員となりました。円福寺からもらったのでふくちゃんと名付け、かわいがっていたそうです。
稲盛は雑談の中でも「本を読んでいると猫が膝に乗ってきて、かわいいてかわいいてな」と話すこともありました。また、とある雑誌の取材では、「いつも夜はケージの中に入れて休ませているのですが、ある晩布団の中に入って来て、一晩中私の横で寝ていました。寝返りをうつとつぶしそうになるものですから、だいぶ疲れました」と話しています。細心の注意を払って寝返りをうつこのエピソードは、小さな猫への愛を感じます。
今回掲載の写真は、台湾で市場の視察に訪れた時のワンシーンです。店先にいた猫に思わず手を伸ばし、優しく頭やあごを撫でる稲盛。猫に指をなめられ、穏やかに笑う横顔からも猫への愛情が伝わってきます。