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ヘリコプター「アエロスパシアル350B エキュレイユ」

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4月15日は「ヘリコプターの日」。日付はレオナルド・ダ・ヴィンチの誕生日に由来するのだそうです。ダ・ヴィンチがヘリコプターの原理を考案し、スケッチを残したことから、その誕生日が「ヘリコプターの日」となりました。そこでヘリコプターと稲盛のエピソードをご紹介します。

稲盛は1984年、当時のソニー盛田会長に勧められてフランス製ヘリコプター「アエロスパシアル350B エキュレイユ」を購入しました。新しい物好きの稲盛はこのヘリコプターを大変気に入り、地方工場への出張や北陸方面での盛和塾勉強会などいろいろな機会に好んで搭乗しました。しかし、ヘリコプターは天候の状況によって直前になって運行できなくなることも多く、秘書たちは代替の交通手段の確保や当日の急なスケジュール変更への対応などに大変苦労したそうです。

京セラは現在ではヘリコプターを保有していませんが、この当時は利用しない時期があればヘリコプターの運航会社に預けられ、マスコミの取材や農薬散布などさまざまな利用者に有料で貸し出されていました。それによって維持費以上の収入を得ることができ、非採算部門の秘書室がこの事業で収益を上げることとなったというこぼれ話があります。また、1995年1月には、兵庫県南部地震の際、政府の要請で神戸への援助物資の輸送や被害状況の把握などに使われ、災害支援にも大活躍しています。

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