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雪の中で初荷を祝う稲盛
2024年が始まりました。年が変わると、なにか改まった気持ちになります。
企業の年初めというと、やはり初荷式でしょうか。年が明けて最初の製品を販売店やお客様向けに出荷する行事ですが、今年1年の輸送の安全と商売繁盛を願わずにはいられません。
稲盛はかねがね、「竹が大きく成長してもしなやかで折れないのは、節がしっかりとしているからだ」と言って、経営においても節目節目の行事を大切にし、心を込めて行ってきました。新年に際しても、元旦零時を期しての初詣や社員との賀詞交歓会、そしてこの初荷式などがきちんと行われてきました。
写真は、少し古いいものですが、滋賀県の蒲生工場に本社があった1964年(昭和39年)の正月に、雪の中で初荷の出発を祝う稲盛や社員たちの姿です。右手前で万歳をする稲盛の、指の先にまで力が入った姿勢に、1年の事業のさらなる発展を願う真摯な気持ちが、しっかり表れているようです。
創業して5年、この会社を大きく成長させていこうという、稲盛はじめ社員の気概が伝わってくるような、若々しさに溢れた1枚です。