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稲盛と卒業② 京セラ退職金で鹿児島大学稲盛アカデミー設立

240314

2005年、稲盛は京セラの取締役を退任し、名実ともに経営の第一線を退きました。2005年、稲盛は京セラの取締役を退任し、名実ともに経営の第一線を退きました。驚くべきは、創業以来半世紀近い功績に贈られた退職金6億円のすべてを、母校鹿児島大学に寄付したことです。

その稲盛の退職金及び京セラからの寄付により、同年鹿児島大学の全学共同教育研究施設として「稲盛経営技術アカデミー」が創設され、2008年4月の改組を経て、現在「稲盛アカデミー」が運営されています。

稲盛はアカデミー設立時に、「社会で大切なのは実直で誠実な人間力。鹿児島大学が『人間力を培える大学』として評価される教育の場になってほしい」と挨拶しました。現在鹿児島大学では、そうした稲盛の願いを受け継ぎ、稲盛アカデミーが提供する稲盛の考え方や生き方を学ぶ科目が全学必修となっています。

今年もまもなく、桜舞う南国のキャンパスで、未来に夢を描くピカピカの新入生2,000人が稲盛哲学を学び始めます。

写真:稲盛アカデミー棟