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稲盛ゆかりの地を巡る(鹿児島市・南洲神社)

鹿児島市の北東に、南洲神社があります。西郷南洲(隆盛)はじめ、桐野利明や篠原国幹、村田新八など最後まで西郷に寄り添い、城山で果てた西南戦争の戦没者が祀られています。
彼らが埋葬されている南洲墓地、またその偉業を伝える西郷南洲顕彰館が隣接しています。
この神社が所蔵する「敬天愛人」と記された西郷の書は、10点ほどが現存する中で、最も流麗な筆致で知られているもので、京セラ創業の年から、稲盛和夫の執務室にずっと掲げ続けられてきた書額の原本(真筆)となります。
稲盛は、西郷という人物をこよなく愛するとともに、その遺訓集を常に座右に置き、ことあるごとに参照していました。それは、西郷が貫いた無私の生き方を、リーダーとしてまた人間として尊重し、自らの生き方の範としてきたからです。
稲盛ライブラリーの5階に再現された稲盛の執務室では、煤(すす)こけた「敬天愛人」の書が壁に、また付箋が縦横無尽に貼られた『南洲翁遺訓』が机上に展示され、往時を偲ぶことができます。
公式サイト:http://nansyu.starfree.jp/index.html

写真:
1枚目 南洲神社 本殿内部。祀られているのは西郷隆盛像。
2枚目 執務室(再現)の机上に置かれた「南洲翁遺訓」