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率先垂範、着物着用を奨励する稲盛

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5月29日は呉服の日。稲盛も着物と無縁ではありません。

特に、1995年に就任した京都商工会議所会頭時代は、率先垂範、自ら様々な機会に着物を着用するとともに、会議所正副会頭会議、常議員会での着用などを通じて、西陣織や京友禅、丹波ちりめんなど、京都に関係の深い着物産業の活性化に積極的に取り組みました。

そのハイライトは、1996年に全国から着物関係者を一堂に集め、開催された着物サミットです。その場で稲盛は「着物産業に従事する者は、伝統の上にあぐらをかいている。小さく均衡した世界の中に埋没している。着物着用を勧め、社会のムーブメントにしよう。着物が現在の生活に向かないなら、着物を進化させよう」と呼びかけました。

この着物サミットは、その後も継続して開催され、和装産業の振興に貢献し続けています。現状に安住せず、絶えず果てしない夢を描き、「熱くなれ」と鼓舞し続けた、稲盛の真骨頂が伺えます。

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写真:
1、2枚目:第1回きものサミット(1996524日)
3枚目:きものサミットin奄美(2001224日)