Facebookアーカイブ

稲盛和夫の好きな〇〇(餃子編)

241125

稲盛が好きな食べ物というと、吉野家の牛丼を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。稲盛が好んだ食べ物は、やや濃い味付けで、食事に時間がかからない食べやすいものが多かったようです。中でも牛丼については何度かご紹介しましたので、今日は隠れたお気に入り、「餃子」を取り上げたいと思います。

稲盛が京都でよく食べていたのは、「餃子の王将」と「珉珉」の餃子でした。両店とも関西発祥のチェーン店で、「安い、早い、うまい」といわれる、いわずとしれた中華料理店です。

とある雑誌の取材にて稲盛は、「若くお金がない頃、仕事ばかりして夜の帰りにお腹がすいて、『珉珉』」によう行きました」と話しています。夜遅くに若者がなけなしのお金でおなかいっぱい食べられる餃子には、たいへんお世話になったようです。

その後も餃子好きは続き、社内での懇親会では取り寄せた餃子が並んだり、京都の経済界トップが集まった会合では、参加者の多くが「餃子の王将」に行ったことがないと知り、皆を引き連れて王将へ行ったこともありました。また、盛和塾生たちと、サンガの試合観戦後に近くの「王将」で祝勝会を行ったこともありました。自らがおいしいと思ったものをみんなで味わいたいという稲盛の精神はここでも発揮され、いつも楽しそうに餃子をほおばっていました。

そんな稲盛ですが、食べ方にはこだわりがありました。小ぶりな餃子を、ある時社員が一つずつ食べていると「二つずつ食わんか!」と言ったそうです。また、餃子をテイクアウトで買う時には、たれは餃子の発注数(人数分)の倍もらい、上からたっぷりかけて食べるのがお気に入りの食べ方だったそうです。

写真:餃子の王将にて京都サンガの祝勝会を楽しむ稲盛(20078月)