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経営方針発表を大切にする

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1967年1月に第1回の経営方針発表会を開催して以来、4月から始まる新年度の経営方針を、全社員と徹底して共有する機会として、稲盛は、新年早々に行われる経営方針発表会を大切にしてきました。

年末からホテルにこもり、経営方針を起草することに努め、そして、その乾坤一擲(けんこんいってき)の経営方針を、稲盛は魂を込め社員に語りかけていきました。特に、1982年の経営方針発表は、何と3時間22分に及び、ときちょうど多角化、グローバル化が進展する京セラの行く末について、幹部に熱弁を振るいました。

経営方針発表のあとには、決起コンパが必ず行われました。部署ごとに組まれたテーブルを稲盛が順にまわり、経営方針のさらなる共有をはかります。立食形式なのですが、話に熱がこもると、「まぁ、座れ」と、写真のような風景が展開されることになります。
このとき稲盛はちょうど50歳。第二電電への進出、京都賞の創設、盛和塾の発足を控え、古都の厳冬を吹き飛ばすかのような熱気が写真からあふれています。

写真
1:1967年経営方針発表原稿
2:1982年の経営方針発表会決起コンパ   

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