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『「迷わない心」のつくり方』③
『「迷わない心」のつくり方』(サンマーク出版)から、稲盛の言葉をご紹介いたします。
人生を生きる中では、ときに魔が差して悪さをしてしまうことがあります。そのようなとき、自分の人生はもうダメかもしれないと暗い気持ちに陥ることがあるかもしれません。
しかし、そのような人生の失敗も、すべて神さまが仕組まれたもので、さらに飛躍するために我々に与えてくださったものなのです。大切なことは、試練をどのように受け止めるのかということです。
みなさんも、厳しい試練を与えられたといえるのかもわかりません。しかし、みなさんは若く、今までせいぜい20年足らずを生きたに過ぎません。その間の挫折など、人生の中ではまったく問題にはなりません。
みなさんにとって、今から生きる人生のほうがはるかに長いわけです。その長い人生とは、みなさんの心がけ次第で、すばらしいものとすることができるのです。若いときの挫折ぐらいで、人生を台無しにして、朽ち果ててしまうようなことがあっては絶対にいけません。
(『「迷わない心」のつくり方』p.120-121 ※2000年3月17日 多摩少年院での講演より)