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タンザニア共和国とのご縁

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現在開催中の大阪万博にパビリオンを出展しているタンザニア共和国。実は稲盛とゆかりのある国のひとつです。

稲盛とタンザニア共和国の出会いは、同国駐日大使であったE.E.ムタンゴ氏が稲盛の著書『成功への情熱』を読んで大変感銘を受けられ、本書を母国の人々に読ませたいとスワヒリ語への翻訳と同国内での出版の許可を求めてこられたのがきっかけでした。稲盛は「タンザニアの発展や人材育成の役に立てるなら」と快諾し、同氏は同国内で1,000部の出版に漕ぎつけ、さらに稲盛も2,000部を寄贈しました。写真は、京セラを訪問されたムタンゴ大使と稲盛です。

さらに、ムタンゴ大使との会話の中で、タンザニアには電気の来ていない地域も多いと聞いた稲盛は、そうした無電化地域の20の学校に対して、2008年から5年間かけて京セラの太陽光発電システムと照明、テレビ、ラジオなどを寄贈し、現地での子供たちの学びや地域の方々の生活改善を支援しました。

その後も稲盛は、京セラグループ内のホテル日航プリンセス京都で毎年春に「タンザニア・フェア」を開催して、日本の人々にタンザニアへの理解を深めていただくとともに、同国のアート作品や生産品も販売するなど経済面でも支援し、自らもたびたびフェアを訪問して絵画を購入したりしました。これも稲盛が生涯大切にした、世界や社会と「共に生きる」(Living Together)の実践のひとつでもありました。

写真
1枚目:京セラを訪問されたムタンゴ大使と稲盛
2枚目:スワヒリ語版『成功への情熱』
3枚目:ホテル日航プリンセス京都で行われている「タンザニア・フェア」 

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