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年末のホテルごもり

もうすぐ年末。2025年も終わりが近づいてきました。
1980年代から京セラの会長職を辞する頃まで、年末になると稲盛は、会社終業日前日から大晦日の12月31日まで、一人で京都市内のホテルにこもりました。そして、翌年以降の構想を練ったり、1月に発表する経営方針発表の内容をまとめて過ごしました。
第二電電(現・KDDI)事業を始めた1984年以降は忙しさも増し、一人になる時間も取れない日々が続きました。そこで、年末だけはホテルで一人になり、集中して考えをめぐらし、予想される経済社会環境の中で第二電電や京セラの事業をどのように進めていくのか、じっくりと考えていたようです。
このホテルごもりの間の行動は秘書にも知らされず、本当に一人きりになって過ごしていました。頭が疲れた時には、馴染みにしているおばんざいの店で夕食をとったり、日頃なかなか会うことのできない京都の親しい経営者の方と時間を持って、多忙だった一年の疲れを癒していたようです。
その4~5日間が稲盛にとっては自分自身をリフレッシュして、新しい挑戦に一歩を踏み出す大切な時間だったのでしょう。
写真:経営方針発表会で講話する稲盛(1980年1月)