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稲盛ゆかりの地をめぐる-「長野県諏訪市・岡谷市」

稲盛ゆかりの地を巡る、今回も先月に続き、托鉢・辻説法のゆかりの地を紹介します。(仏門修行に至る背景については2021年06月03日掲載の記事「辻説法に込めた『感謝をする心』の大切さ| をご参照ください)
2007年11月1日から2日にかけて、長野県諏訪湖のほとりで、少しめずらしい光景が見られました。網代笠に墨染めの衣、わらじ姿のお坊さんたち約20人が、静かに「ほー、ほー」と声を響かせながら托鉢の行脚をしています。その一行の中に、稲盛の姿もありました。
この2日間、稲盛は托鉢を行いながら、行く先々――①上諏訪駅前柳並公園、②諏訪市湖畔公園、③諏訪大社下社秋宮、④岡谷駅近くのイルフ童画館前――で辻説法を行いました。通りすがりの人々と向き合い、仏教の教えを語り伝えたのです。
ここでは、網代笠を外した瞬間、「あっ、京セラの稲盛さん!」と驚く人もいたそうで、多くの人が足を止め、稲盛の語りに耳を傾けました。
この前年に愛媛の松山で説法を聞いたご婦人が、ご主人とともに諏訪まで足を運び、2日間ずっと後ろを歩き続けたというエピソードも、のちに稲盛は語っていました。
澄んだ諏訪湖の空気の中、静かに響く托鉢の声と、街角での温かな説法。長野でのこの2日間は、出会った人々の心に深く残っていることでしょう。
