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稲盛ライブラリーこの逸品 「日新公いろは歌(島津いろは歌)」グッズ

今回は、稲盛ライブラリーで展示している「日新公いろは歌(島津いろは歌)」に関するグッズ(日めくりカレンダーや書籍、かるた)をご紹介します。
「日新公いろは歌」は、戦国時代に島津家中興の祖で日新公(じっしんこう)の名で慕われた島津忠良が、子弟教育のために詠んだ47首の短歌がもととなっています。日新公は薩摩・大隅・日向の三州統一を成し遂げ、その人生や戦の経験から得た深い智恵がこれらの歌に込められています。
薩摩藩の子弟教育として有名な郷中教育でも、日新公の教えがその歌と共に継承されてきました。それは、西郷隆盛や大久保利通など維新の志士たちに大きな影響を与えてきたものであり、稲盛にとってもその生涯にわたって心の指針となった大切な教えでした。
稲盛はしばしば講演の中で、いろは歌の冒頭の一首「古(いにしえ)の道を聞きても唱えても わが行いにせずば甲斐なし」(いくら良い教えを学んでも、自分で実践しなければ意味がない)を引用しています。いかに素晴らしい教えでも、それを実行に移すことは容易ではないものです。だからこそ稲盛は、いろは歌の中で、「い」の一番で始まるこの教えを取り上げて、単に学ぶだけではなく実践を伴ったフィロソフィの体得こそが重要なのだと訴えてきたのです。
稲盛ライブラリー1Fでは、稲盛が少年時代から慣れ親しんだ教えとして、この「日新公いろは歌」の紹介展示をしています。その中でもかるたは、画家 戸田勝範氏が丹精込めた色鮮やかな絵札が、歌の情景を見事に表現しており、絵画的な美しさが感じられます。稲盛のルーツに触れ、現代に「生きる智恵」を問いかける「日新公いろは歌」。ぜひ稲盛ライブラリーでその実物をご覧ください。
写真:左から『新編 日めくり島津いろは歌』『西郷 大久保 稲盛和夫の源流 島津いろは歌』(齊藤之幸著)『かるた 島津いろは歌』(※絶版)(いずれも出版文化社刊)