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ホテル京セラが開業した日-稲盛和夫が描いたホスピタリティの原点-(1995年9月1日)

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1995年9月、鹿児島県国分市(現・霧島市)に「ホテル京セラ」が開業しました。現在、ホテル京セラは南九州を代表するホテルのひとつとして、観光やビジネスに利用されています。その背景にあるのは、立地条件や設備ではありません。創業以来、従業員一人ひとりが大切にしてきたホスピタリティの精神です。

京セラの工場がある国分市では、1990年代当時、日本旅館が多く、海外からのお客様が利用しやすい宿泊施設は多くありませんでした。海外から訪れたお客様が空港から1時間かけて鹿児島市内のホテルまで移動されている様子を目にした稲盛は、「世界の国々から来られたお客様にも満足いただける立派なホテルが必要だ」と強く思うようになります。採算面が課題とされた立地ではありましたが、地域の将来的な発展への貢献も視野に入れ、現在の霧島市にホテルを建設することを自ら決意しました。そして従業員に対しては、「心」の重要性を繰り返し説いていきました。

「お客様に、明るい笑顔と優しい思いやりに満ちたもてなしで感動していただき、『また泊まりたい』と言っていただけるホテルになってほしい」

こうした思いのもと、ホテル京セラはスタートしたのでした。

当時、ホテル事業は京セラにとって未経験の分野でしたが、稲盛は京セラが大切にしてきた顧客第一主義をホテル運営でも実現するため、専門業者への委託ではなく、直営方式を選択しました。そして、ホテル運営を志願した工場の従業員とともに、その実現に取り組みました。

開業以来ホテル京セラでは、稲盛が抱いたこの信念と、それに応えようとする従業員が一体となって実践に努めてきました。今後もその精神を受け継ぎ、お客様お一人おひとりに心温まる感動と、心地よい余韻をお届けできるホテルを目指していきます。

写真
1枚目:ホテル全景
2枚目:ホテル京セラ アトリウム内観 
3枚目:オープニングレセプションで挨拶する稲盛 1995年8月31日

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