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ファインセラミックス
課題解決事例

金属線の品質向上とローラーの交換頻度の削減を達成した事例

概要
金属線を製造する工程では、図のようにガイドローラーが用いられています。金属線が高速で走行するため、ガイドローラーに、高いテンションがかかり、ガイド表面が磨耗します。そのため、頻繁に部品の交換をする必要がありました。 このため、ガイドローラーは高硬度かつ滑らかな表面であることが求められています。
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課 題
ガイドローラーの表面が摩耗することによる金属線の品質低下

従来、ガイドローラーには金属製の部品が使われていました。
しかし、金属線との接触で表面が摩耗し易いため、面粗さの悪化を引き起こします。この表面が粗くなったガイドローラーと金属線が接触すると、今度はガイドローラーが金属線にキズをつけ、製品の品質を低下させていました。

■条件
・硬度が高く、磨耗に強いこと

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対 策
硬度が高いセラミックスをガイドローラーに採用

長期にわたり金属線を高品質で製造するために、ガイドローラーの材質を金属材から高硬度のセラミックスに変更し、耐磨耗性の向上を図りました。

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結 果
長期にわたる金属線の品質向上を達成

金属より硬度が高いセラミック材料への変更により、ガイドローラー表面が磨耗してできるキズの発生が軽減されました。これにより、金属線とガイドローラーの接触によるキズが低減され、従来よりも品質が高い製品作りに貢献しました。
更に、耐摩耗性が向上したことで、ローラーの交換頻度を減らすことができメンテナンスの負担も軽減されました。

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*理解のしやすさを優先しているため、図・アニメーションでは一部実際とは異なる表現をしております。
*使用条件により、特性が異なる場合があります。
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