- 感光体の寿命とは、どういう状態を示すのですか?
-
摩耗により表面が削れ、要求される印画特性を満たさなくなった時を寿命としています。
アモルファスシリコンの表面保護層は高硬度の為、300万枚使用した後でも磨耗量は0.5μm以下です。
- 感光体は再生できますか?
-
基板のアルミニウムは二次合金材料として再利用可能です。膜は無害ですので、廃棄に際して、特殊な処理は必要ありません。
- 標準的な仕様以外の注文は可能ですか?
-
基本的にはカスタムメイドですのでサイズ、膜の仕様(特性)、納入形態等はお客様のご指定通りとさせて頂きます。
なお、仕様によってはご希望にお応えできない場合もあります。
- アルミニウム以外の基板は使用できますか?
-
膜の密着性を考慮するとアルミニウムが理想的ですが、それ以外の基板が必要な場合はご相談下さい。
- 取り扱い環境で注意することはありますか?
-
室内光程度の光では劣化しにくい材料ですが、太陽光が当たると劣化することがあります。窓際などの明るい場所での放置は避ける必要があります。
- 感光体の表面が汚れた場合は、どのようにクリーニングすればいいですか?
-
柔らかいウェス等で拭いて下さい。油脂汚れなどは有機溶剤で拭いても全く問題ありません。
- 露光波長の選定で注意することはありますか?
-
基本的にはa-Siドラムの光感度が最大となる露光波長を選定します。ただ、波長が長い光は画像メモリが発生しやすい傾向があるため、最大感度の波長よりも短い波長の光の選定する場合があります。
- a-Siドラムに合わせた露光光源を京セラが提供することは可能ですか?
-
産業印刷用途のドラムに最適化した露光用LED光源のご提供が可能です。専用の構造設計・回路設計を行いますので、まずはご相談ください。
- イレースの選定で注意することはありますか?
-
露光メモリの発生を軽減する為、イレースは露光波長よりも少し短い波長を選定することを推奨します。