
京セラは、半導体ウエハの電気特性検査を行うプロービングマシンのプローブカード用にセラミック多層基板を提供しています。
京セラのプローブカード用セラミック基板はシリコンウエハに近い熱膨張係数を持ち、剛性が高くたわみにくいという特長があり、プロービングマシンに採用されています。
プローブカードに要求される項目

ウエハの電気検査は熱を加えて行うため、ウエハやプローブカードは熱によって膨張します。微細なウエハの電極を正確に検査するために熱膨張係数がウエハの材質(Siなど)に近い必要があります。
また、プローブカードにはプローブピンが多数接合され、ピン先がウエハに均等にコンタクトする必要があるため、平坦である必要があります。微細なウエハ表面のパターンに合わせて、プローブカード表面の電極も微細な配線が必要となります。
京セラのプローブカードの特長
セラミックスの材料特性
- 熱膨張係数がSiに近い
- 高剛性

配線技術
薄膜加工による微細配線

ファインパターン
多層配線

多層セラミック基板(断面)
その他の特長
・大型サイズの基板(330mm)
製造工程
