導入事例
ヤットマリンスクール様

海上監視に欠かせない通信手段に
耐海水対応の京セラスマートフォン「TORQUE®」をフル活用。
過酷な自然環境だからこそ本領を
発揮する
タフネスさが導入の決め手に。

TORQUE® 5G 導入事例
海上にて海水浴客に異常がないか監視する、ヤットマリンスクール代表の米安 哲士氏
【背景・課題・ニーズ】
● 業務で海水にさらされるため、通常のスマートフォンでは劣化・故障のリスクがある
● 砂や衝撃などに耐えうるタフな性能が必須
【施策・成果】
● TORQUEシリーズ の使用で海水による劣化・故障の不安が軽減!
● 優れた防塵・耐衝撃を有するTORQUEで、監視業務に集中できる!

北海道留萌市にある「ゴールデンビーチるもい」は、北海道を代表する海水浴場。このゴールデンビーチるもいの海上監視を担当し、お客様の安全を守っているのがヤットマリンスクールのみなさまです。ヤットマリンスクールでは複数の海上監視スタッフが京セラの高耐久スマートフォン「TORQUE®」シリーズを使用しています。今回はヤットマリンスクールの代表を務める米安 哲士氏に、TORQUEの使用感や現場で支持される理由について伺いました。
※2022年8月現在

「全長1kmのビーチの安全を守る」求められるのは高耐久のスマートフォン
離れたところにいるほかのスタッフとの連絡には、
スマートフォンが欠かせない

「全長1kmのビーチの安全を守る」
求められるのは高耐久のスマートフォン

北海道西北部に位置する留萌市を代表する観光地「ゴールデンビーチるもい」。浜中海浜公園と黄金岬の中間にあり、老若男女問わず楽しめる人工の海水浴場です。7月にはビーチバレー大会が催され、シーズン期間はマリンスポーツや海キャンプ、バーベキューなどが体験できます。2020年にはおよそ37,000人が訪れましたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、2021年の海開きは中止に。2022年の夏は2年ぶりの海開きとなりました。ヤットマリンスクールは、このゴールデンビーチるもいの海上監視とアクティビティ提供を担います。

「海上監視は水上バイクを使用し、安全確認や水難救助にあたります。先日も、実際に溺者の救助をしたばかりです。同時に陸上にも監視スタッフを配置し、危険・禁止行為などをされているお客様へお声かけを実施。アクティビティについては、トーイングチューブや水上バイクといったマリンスポーツを体験していただけます」(米安氏)

海上・陸上の監視スタッフは日々、海水、波、砂塵にさらされ、さらに照りつける太陽や急な雨など厳しいコンディションの中で業務をおこないます。そのため、様々な準備が必要となりますが、高い耐久性能を持つスマートフォンもその1つ。

「監視業務においてスマートフォンは欠かせません。おもに水上バイクの海上監視スタッフと、陸上スタッフの緊急連絡に使用しています。また、ゴールデンビーチるもいは全長約1kmと規模が大きく、別のスタッフが身近にいるとは限りません。ですから業務における細かな連絡時にも不可欠な存在なのです。さらに過酷な自然環境・業務の中で使用するため、どのようなスマートフォンでも良いわけではなく、高い耐久性能を持つ一台が求められます」(米安氏)

実際に、米安氏は「TORQUE® G04」、別のスタッフは後継機の「TORQUE® 5G」を使用。ハードな自然環境・業務の現場でTORQUEが活躍しています。

波や海への水没も安心!
「耐海水」機能搭載のTORQUEシリーズだからこそ、
海上の安全が守れる

波や海への水没も安心!

海上・陸上監視業務の連絡手段として必需品のスマートフォン。ハードな環境に耐えうる機種が求められますが、まずクリアしなければならないのが「海水への耐久性」です。

「海上監視ではボートに乗りながら活動するため、波をかぶるのは当たり前という状況です。また陸上監視においても、電話をかける際に波をかぶるようなシチュエーションも珍しくありません。海・陸に関わらず、海中にスマホを落としてしまうこともよくありますね」(米安氏)

現在、防水仕様のスマートフォンは数多く存在します。一方、海水は金属部分への腐食ダメージや、塩の結晶などの侵入のため、通常の防水仕様では対応しきれないのが難点。さらに海中では、水圧も故障の原因となります。その点、TORQUEシリーズは、2015年発売の「TORQUE® G02」において、スマートフォンとしては世界初の「耐海水」を実現。水深1.5mの海水※1に30分沈めても壊れない耐久性を持ち、「TORQUE® G04」からは、さらに進化し「水深2.0mの海水※1に60分沈めても壊れない耐久性」を有しています。

「TORQUEは耐海水仕様のため、海水を全く気にせず、劣化や故障のストレスもなく使用できます」(米安氏)

耐海水のTORQUEはプライベートにおいても重宝しており、米安氏や他のスタッフも「TORQUEは水中でも非常にきれいな画像や動画が撮れるので、初めて試したときから、水中撮影向きのスマートフォンという印象だった」と語ります。

「TORQUE® 5G」「TORQUE® G04」は共に約2,400万画素のカメラを搭載し、水中モードでは色味・歪みの補正も可能。業務では堅牢な連絡手段として、そしてプライベートでは水陸で撮影可能なツールとして、TORQUEは活躍しているのです。

(※1:日本沿岸部を想定した海水)

砂や衝撃にも耐えるタフネス!
「耐海水」もさることながら、高い「防塵性能」、
「耐衝撃性」もスタッフの日々の業務を支えている

砂や衝撃にも耐えるタフネス!

海上・陸上監視業務に使用するスマートフォンとして、次にクリアしなければならないのが「砂塵への耐久性」です。「TORQUE® 5G」「TORQUE® G04」は共に、電子機器の防塵性能の最高等級に当たる「IP6X」をクリア。

「監視業務では砂浜にスマホを落としてしまうことがよくあります。特に陸上監視スタッフのスマホは砂にさらされることも日常で、風が強い日は砂塵も舞いますし、何かあった際はスマホを砂浜に置いて活動することも。そのような状況でもTORQUE内部に砂が入った経験はありません」(米安氏)

加えて「衝撃への耐久性」も、監視業務に使用するスマートフォンとして重視されるポイントです。TORQUEシリーズは初代の発売から、高い耐久性が評判でした。「TORQUE® 5G」「TORQUE® G04」は共に落下、タンブル、衝撃、鋼球落下という耐衝撃基準をクリア。「高さ約2.0mから鉄板・コンクリートに製品を26方向で落下させる試験」「高さ約1.0mから連続落下」「6方向から3回の40Gの衝撃」「約100gの鋼球のディスプレイ面(中央)への落下」というハードな試験をパス、過酷な使用状況でも正常な動作が期待できます。

「スタッフの中にもかつて、TORQUEではない別のスマートフォンを落とし、破損した経験を持つ者がおりますが、仮に監視業務中に故障したり、動作しなくなったりとなれば救助スピードに大きく影響します。その点、TORQUEは落下などの衝撃で壊れたことはなく、高い耐久性を実感しているところです」(米安氏)

温水シャワー・ハンドソープ・消毒液で清潔さをキープ!
精密機器にとって塩分は大敵。「耐海水」に加えて、ハードな洗浄にも耐えうる「防水性」も大きなポイント

温水シャワー・ハンドソープ・消毒液で清潔さをキープ!

監視業務に要求される耐海水、防塵、耐久性を備えるTORQUEシリーズ。「TORQUE® 5G」「TORQUE® G04」の両機種は、温水シャワーによる洗浄※2に対応していることも大きな特長です。例えば海上監視を終え、シャワーで体を洗う際に、TORQUEも一緒に洗ってしっかりと汚れを洗い流すことができます。加えて「TORQUE® 5G」では「泡ハンドソープによる洗浄」にも対応しました。

「TORQUE 5Gを使用するスタッフは、ハンドソープをしっかりつけて頻繁に洗っています。水や泡の侵入の心配なく、ガシガシ洗えるので、海水や砂で汚れてもキレイにキープできている印象です」(米安氏)

米安氏の「ガシガシ洗える」の言葉のとおり、「TORQUE® 5G」では、泡ハンドソープ・泡ボディソープでの手洗い・すすぎの洗浄サイクル試験を実施。さらに「耐薬品」にも対応。消毒液※3を少量含ませた布での拭き取り試験においても、その耐久性が認められています。

「ヤットマリンスクールでも手に触れるものの消毒は意識しています。TORQUE 5Gを使用するスタッフもスマホへのダメージを気にせず、アルコールを含むシートなどで拭いたりしていますね」(米安氏)

2021年の海開きを中止に追い込んだ新型コロナウイルスの感染拡大。2022年は待望の海開きが叶ったとはいえ、いまだコロナ禍が続く状況だからこそ、頻繁に触れるスマートフォンがしっかり消毒できる点には、大きなメリットを感じられているようでした。

(※2:43℃以下)
(※3:消毒用として市販されているイソプロピルアルコール、エタノール、次亜塩素酸ナトリウム)

万全な監視業務を目指し、お客様の安全を守り続けたい
「ゴールデンビーチるもい」の安全を守る、ヤットマリンスクールのみなさま

万全な監視業務を目指し、お客様の安全を守り続けたい

過酷な業務、そしてプライベートにも重宝するTORQUE。あらゆるシチュエーションに同行可能な相棒のような存在として、愛着を感じていると米安氏は語ります。

「濡れていても問題なくタッチパネル操作ができ、ハードな環境にも耐えられるスマホなので、業務に集中できる点は大きいですね。また、アウトドアで快適に使用できる点も心強いです。スタッフの中にはTORQUE G03の頃からのユーザーもおりまして、一度使ったら手放せないという感覚も納得できます」(米安氏)

米安氏はよく周囲のに方にもTORQUEを勧められているそうで、それはハードな環境や業務におけるTORQUEの使用に、多くのメリットを実感しているから。TORQUEは誕生以来、ご愛用いただいているユーザー様の期待に応えるべく、より高い耐久性や独自の特長への追求が続けられています。ユーザー様の声を反映し続け、さらなるタフネスを目指して進化するTORQUEは、ヤットマリンスクールのみなさまの他にも、建設、土木、農業、林業、漁業などに携わる方々からも支持されるスマートフォンとなり、プロフェッショナルの現場を支えます。

「ヤットマリンスクールは今後とも、日頃から水難救助訓練などを重ね、万全な監視業務を目指して参ります。ゴールデンビーチるもいの安全のために尽力し、お客様に安心して楽しんでいただける環境を維持し続けたいですね」(米安氏)

ゴールデンビーチるもいを見守る監視スタッフたちをつなぐTORQUEシリーズ。今年、そして来年以降もこのシリーズは、お客様の安全を支えるツールとして活躍し続けることでしょう。

京セラ担当者より

TORQUEは「高耐久のスマートフォンが欲しい」というユーザーのニーズを受けて、誕生しました。2015年発売の2代目「TORQUE® G02」はケースなしの耐海水に対応しましたが、これは世界初です。前例がないため、試験基準も弊社で独自に作らなければなりませんでした。「スピーカーや本体に入る(海水が乾いて発生する)塩の結晶をどうするか」「広大な海のどこにポイントを絞って試験するか」など、乗り越えなければならない課題も多くありました。

このような試行錯誤の中で、いつも支えとなっているのが、TORQUEシリーズをご愛用いただいているお客様の存在です。お客様への感謝を胸に「より高耐久のTORQUEをお届けしたい」というモチベーションのもと、バージョンアップを重ね、2021年発売の最新モデル「TORQUE® 5G」では、シリーズ最多の28項目の試験にクリアしました。現行のスマートフォンの中では、トップクラスの高耐久を誇ると自負しております。

TORQUEの進化はまだまだ続きます。この記事に関心を持たれた方はぜひ、TORQUEシリーズをお手に取ってみてください。また、TORQUEに関するご相談もお待ちしております。

ヤット マリンスクール

所在地:留萌市沖見町地先(ゴールデンビーチるもい)

事業内容:夏期(オンシーズン)のゴールデンビーチるもいの海上監視と、アクティビティ提供。提供されるアクティビティには、トーイングチューブや水上バイク体験などのマリンスポーツがある。

※「TORQUE」は京セラ株式会社の登録商標です。

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