徹底した腐食対策で過酷な実証実験をクリア
「スマホPOS」に京セラ製スマホを採用。水や油による故障返品を低減。
ポスタス株式会社様
徹底した腐食対策で過酷な実証実験をクリア
ポスタス株式会社様
ポスタス株式会社は、飲食店・小売店・理美容店・クリニックなど、業種特化型のクラウド型モバイルPOSレジサービス「POS+(ポスタス)」を開発・提供する企業です。同サービスには、POSレジ機能のほか、売上分析、予約管理、セルフレジ/券売機、モバイルオーダー、勤怠管理、キャッシュレス決済など、さまざまな機能が用意されており、店舗運営の効率化と生産性向上を支援しています。
同社は、2025年6月にAndroid端末にPOS機能を搭載した「スマホPOS」のサービスを開始しました。スマホでクレジットカードやコード決済などのキャッシュレス決済に対応できるため、会計スペースのコンパクト化が実現します。加えて、事前に商品の登録と伝票発行を済ませられる機能「前捌きモード」も搭載されているため、イベントなどでの会計の列を短縮し、混雑を緩和することも可能です。この「スマホPOS」に、京セラ製スマホDIGNO SX4 SIMフリー(KC-S305K)を採用しました。
京セラとの出会いから同スマホを採用したことで得られた効果や今後の期待などについて、代表取締役社長 本田興一様にお話をうかがいました。
日本国内の労働力不足は、かつてない深刻な局面を迎えています。パーソル総合研究所の「労働市場の未来推計2030」によれば、2030年には労働需要7073万人に対し、供給は6429万人にとどまり、644万人もの人手が不足すると予測されています。
さらに深刻なのは、女性・シニア・外国人材の労働参画を促したとしても、この不足分の半数しか補えないという現実です。従来の対策だけでは解決できない課題が浮き彫りになった今、新しい働き方や工夫が求められています。
「とりわけ店舗でのオペレーションは、人の手に頼るアナログな手法を用いているところが多いです。中でも会計業務はスピードと正確さが求められるため、属人化されやすい特徴があります。そこで当社は早期から人材不足問題に着眼し、誰でも会計業務を高速かつ正確に行うにはPOS(販売時点情報管理)が欠かせないと考え、2013年から店舗に特化したPOSサービスの提供を開始しました」(本田氏)
以来、同社は13年にわたり店舗オペレーションにおける現場スタッフの負担軽減と効率化に貢献。月間1000店舗以上の導入実績とともに、有償モバイルPOSレジ市場で国内屈指のシェアを誇っています。
2025年6月、同社から新サービス「スマホPOS」の提供が開始されました。「スマホPOS」とは、店舗運営に必要なPOS機能をAndroid端末に搭載したもので、スマホ1台でオーダー受付からキャッシュレス決済まで対応できます。
「当社が目指したのは、『レジのない世界』です。これまでの店舗づくりは、常にレジに縛られていました。決済端末、レシートプリンター、ドロア(現金等の収納庫)といった高額な専用機器を揃え、コンセントや無線の位置に合わせてレジ台を置く。繁忙期にレジが足りなくなっても、簡単には増やせない──。そんな不自由さから解放するためにたどり着いた答えが『スマホPOS』です。持ち歩けるスマホをPOS化することで、コストや配線、設置場所の制約を取り払うことができる。加えて、スマートフォンの通信をSIMでモバイル通信にすることで、もはや店舗の外でもどこでも、お店を運営するための機能をまるっと掌の中に収めることができる。真に自由でフレキシブルな店舗づくりが可能になると考えたからです」(本田氏)
本格リリースの約3か月前、同サービスが東京ビッグサイトで開催された「リテールテックJAPAN2025」にて初お披露目されると、驚きとともに「こんなシステムがほしかった!」という共感の声が続々と届きました。
「開発当時、スマホPOSの実現には重要なポイントがありました。スマホの『耐久性』の問題です。さまざまな業界でご利用いただきますが、とりわけ飲食店での利用はハードウェアにとって過酷な環境です。お客様の業務を止めないため、当社は水や油に負けないタフなスマホを探す必要に迫られていました」(本田氏)
そのようなタイミングで参加したある展示会の会場で、京セラとの出会いがありました。
「展示会はサービスを紹介する場であり、またより良いサービスにするためのインプットの場でもあります。以前からスマホPOSには京セラ製のスマホがいいのではないかと思っていたので、その展示会で京セラのブースを訪問しました。そこでDIGNO SX4を提案していただきました」(本田氏)
DIGNO SX4は、NFCを搭載し、キャッシュレス決済専用の読取り端末の代わりに利用できるスマホです。何よりも、過酷な環境でもスマホ本体を泡ハンドソープで洗うことが可能で、防水性の高さはもちろん、付着した油汚れを落とし、腐食とそれに起因する故障を回避できます。アルコール除菌シートで拭ける耐薬品性能も備えており、まさに飲食店でのオペレーション業務に最適です。
「京セラ担当者の説明だけで、お客様のニーズに応えられる可能性を感じた」という本田氏。さらにその背中を押したのは、実証実験の結果でした。
「採用の決め手は、実際の飲食店を想定した過酷なテストをクリアしたことでした。DIGNO SX4に対し、水と油を充電コネクターに付着させた状態で放置し続けるといった故障の原因となりうる状態を再現してもらいました。結果、DIGNO SX4は腐食せず壊れることなく、高い耐久性が証明されました。さらに、業務に耐えうる処理能力やバッテリー寿命、落下耐性、そして月間1000店舗規模への安定供給体制といったビジネス要件も検証。これらすべてのハードルを超えたスマホとして、採用を決定しました」(本田氏)
2025年10月、DIGNO SX4の導入を開始し、全国展開するラーメンチェーン店や焼き肉チェーン店などさまざまな飲食店で活用されています。
DIGNO SX4を採用したスマホPOSを発表して約7か月(2026年1月時点)経過しました。
「ここまでのご利用で大きな問題はなく、お客様からも好評です。アプリ、ネットワーク、ハードウェア、サポートでの総合的なご評価となりますが、スマホの耐久性は、非常に大きなポイントです。」(本田氏)
同社には「確かなサービスを提供する自信」を、店舗には「業務を止めない安心」を、そして、エンドユーザーには「快適な顧客体験」をもたらしました。
「まさに、三方良しですね」
そう語る本田氏の表情には、確かな手応えと安堵が滲んでいるようでした。
飲食店様でご利用いただくスマホの故障原因は、半数以上が水や油による腐食です。それは回転寿司店、牛丼店、居酒屋など業態を問わず同様です。そのような課題があることを受け、弊社ではスマホの腐食対策を徹底し、現行モデルの腐食による故障はほぼゼロとなっています(2026年1月時点)。
今回、ポスタス様からお声がけをいただき、スマホの実証実験によりDIGNO SX4の堅牢性をご確認いただきました。ご導入後、弊社の端末を採用してからスマホの返品率が劇的に改善したと伺い、ポスタス様のニーズにお応えできたと大変嬉しく思います。
弊社のスマホは腐食に強いほか、熱耐性も高く、40℃を超える真夏の屋外でも使えるという特徴も備えていますので、実店舗だけでなく、キッチンカーや屋外イベントでのご利用にも自信をもっておすすめします。また弊社のスマホは、NFC読取りにおいては決済事業者様の実施される検定を完了し、読取り性能と信頼性を担保いたします。実際にポスタス様からは「読取りが速くて驚きました」というお声もいただきました。決済がうまくいかないと行列ができて、他のお客様を待たせてしまうこともありますので、端末の反応速度はスムーズな会計処理につながります。
今後、さまざまな店舗様の業務効率化と生産性向上をご支援できるよう邁進してまいります。
所在地:東京都中央区築地5-4-18 汐留イーストサイドビル2・3F