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コラム:ハンディターミナルの
買い換えタイミングで考えたい、
物流現場における「スマートフォン」
という選択肢

ハンディターミナルの買い換えタイミングで考えたい、物流現場における「スマートフォン」という選択肢

ハンディターミナルの買い換えタイミングで考えたい、物流現場における「スマートフォン」という選択肢

いつか必ず訪れるハンディターミナルの買い替えタイミング

いつか必ず訪れるハンディターミナルの買い替えタイミング

入出荷の管理や在庫状況の把握など、物流現場で多くの方が使用されているハンディターミナル。国税庁で定められているハンディターミナルの法定耐用年数は5年。端末の劣化やソフトウェアとの相性を考えると、必ず買い換えを検討すべきタイミングが訪れます。


新しい端末選びは、企業にとって大きな決断です。多様なメーカーや製品の中から最適なものを選び、スムーズに導入し、従業員に使いこなしてもらう。これらのプロセスは、時間と労力を要します。


そこで本記事では、ハンディターミナルとスマートフォンを比較しながら、物流現場で最適な端末を選ぶための基準をご紹介します。長年使い続けることになる製品だからこそ、失敗なく選びたい方に向けて、具体的なアドバイスをまとめました。

参考:国税庁「主な減価償却資産の耐用年数表」

スマートフォンを選択肢に入れることで広がる可能性

スマートフォンを選択肢に入れることで広がる可能性

従来のハンディターミナルで十分だと考えている方もいるかもしれませんが、スマートフォンへの切り替えも検討してみてはいかがでしょうか。スマートフォンならではのメリットを以下にまとめました。

使い慣れているデバイスだからこそ、幅広い年齢層に対応できる

今やスマートフォンは老若男女問わず、多くの人が保有しているデバイス。そのため、幅広い年代の方々が働く現場にスマートフォンを導入する際も、基本操作の習得にかかる工数削減が期待できます。

電話・チャット機能で、コミュニケーションが容易に

現場でトラブルや不明点があったときに上司や関連部署に確認を取りたくなる場面もあります。そんなときにスマートフォンなら、電話やチャットですぐに連絡を取ることができます。

他のアプリやシステムと連動できるため、業務改革が進みやすい

スマートフォンは、アプリケーションの追加によって機能を拡張できるのもポイント。入出荷管理、在庫管理、勤怠管理など、ひとつのデバイスで業務上必要な情報を一元管理することも可能です。

物流現場でのデバイス選びにおける4つの観点

物流現場でのデバイス選びにおける4つの観点

倉庫の環境、働く従業員、業務の内容など、最適なデバイスは企業ごとに異なります。自社にとって最適なデバイスを、どのような観点で比較すればよいか。拡張性、操作性、堅牢性、コストパフォーマンスの4つの項目に沿って、ハンディターミナルとスマートフォンを比較しました。

ハンディターミナル スマートフォン
バーコード読取り性能
拡張性
操作性
堅牢性 △ 〜 ◎
コストパフォーマンス

1. 作業内容に応じて選択「バーコード読取り性能」

ハンディターミナルはバーコードなどのスキャン機能に特化しているので、すばやく正確に読み取ることができます。スマートフォンについては搭載しているカメラにてバーコードを読み取ることが可能です。また、もしスマートフォンにてハンディターミナルと同等の読取り性能が必要な場合は、スマートフォン向けバーコード読取りライブラリなどを組み込むことで、バーコードの読取り性能を向上させることができます。

2. 幅広い用途に対応できる「拡張性」

ハンディターミナルは入出荷管理や在庫管理など特定の業務を効率化するために開発された専用機器であるため機能が限定的。一方、スマートフォンは通話やチャット、インターネット閲覧、多様なアプリの活用など使用できる機能が多岐に渡ります。運用の仕方によって、幅広い業務に柔軟に対応することが可能です。

3. 簡単に使いこなせる「操作性」

複雑な操作は少ないものの、日常生活で使う機会のないハンディターミナルは、従業員に基本操作をレクチャーする必要があります。一方、スマートフォンは多くの人が普段から使用しているデバイス。そのため、基本操作の習得にかかる工数を削減できます。

4. 現場でタフに運用し続けられる「堅牢性」

常に手で持ち歩きながら使用することを想定し、ハンディターミナルは、落下や衝撃、水濡れなどの環境下でもタフに使用できるように設計されている場合が多いです。一方、一般的なスマートフォンは、ハンディターミナルと比べて堅牢性に劣ることが少なくありませんが、中には耐久性の高い機種も存在します。

5. 高い投資対効果が得られる「コストパフォーマンス」

減価償却を行う際のルールとして、品目ごとに法定耐用年数が定められています。ハンディターミナルの法定耐用年数は5年、スマートフォンを通信機器と考えた場合の法定耐用年数は10年です。買い換えの際のコストを考えると、スマートフォンの方が高い投資対効果が得られると言えるでしょう。

デバイスの買い替えを検討されている皆様へ

幅広い年代が働き、細やかな対応が求められる物流の現場。これまでデバイスとしてハンディターミナルを採用していた企業も、スマートフォンという選択肢を視野に入れることで、新たな業務改善の可能性が生まれるかもしれません。実際に今、デバイスとしてスマートフォンを導入しはじめる企業が増えている傾向にあります。


また、長らくハンディターミナルのOSを担ってきた「Windows Embedded Compact 7(旧名称:Windows CE)」は、2021年にサポートが終了しました。このOSを採用してきた企業が引き続きハンディターミナルを使用するには、Android環境に移行し、アプリケーションを移植開発する必要があります。


「実際にハンディターミナルからスマートフォンに切り替える際、どのような機種を選べばいいのかわからない」「スマートフォンを導入したいけれど、やはり堅牢性というデメリットが気になってしまう」といったお悩みがある方は、ぜひ一度お問い合わせください。


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