移動型店舗が抱えている
煩雑な多品種少量の商品管理や
店舗運営、動態管理の課題を
解決できるソリューションとは。
【概要】
日本社会において、大きな問題である少子高齢化。その大きな潮流のなかで注目を集めているのが移動型店舗です。近年はスーパーの超大型化・郊外化が一般化し昔ながらの商店街が減少。日常の買い物に不自由を感じている、いわゆる「買い物難民」と呼ばれる人が増加しています。それは過疎地や地方だけでなく、都心の集合住宅に住む高齢者にも影響が及んでいます。
移動型店舗の販売員は、店舗である軽トラックの運転、整備はもちろん、数百点もの商品の仕入れ・管理から積み込み、利用者との対面接客、会計作業等を一人で行います。また、スーパーやコンビニに比べると商品点数に限りがあるので、実際の利用者のニーズをくみ取り、いかに必要な商品を取りそろえるかというマーケティングも非常に重要な要素になってきます。
普段使い慣れたスマートフォン・タブレットのカメラやGPS機能、さらにモバイルPOSのソリューション等を活用することで、作業負担の大きい販売員の作業効率向上を低コストで実現できます。その結果、移動型店舗を拡充し「買い物難民」という課題を解決する一助になると考えられます。
スマートフォン/タブレットのカメラおよびGPSを活用した店舗運営&動態管理ソリューション
- ▶ カメラでバーコードを読み取り、POSシステムと連携させることで売上の分析や仕入・在庫管理が可能に
- ▶ 読み取った商品情報をQRコード化し、そのまま利用者のスマートフォンでキャッシュレス決済。レジ打ちや現金のやり取りもなく効率的な店舗運営を実現
- ▶ GPS情報を使うことで利用者へ通知をしたり、日々の移動を記録して最適なルートを選択する手助けにも
【課題】
この業態では1対1の対面販売が主となることから、利用者とのコミュニケーションが非常に重要で、売上に大きな影響を及ぼします。しかしながら固定店舗とは違って販売員には、荷物の積み入れ、運転・整備などの多くの作業があります。その負担を軽減するためにICTをフル活用し、販売員は付加価値の高い業務に集中することができます。
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①販売員の負担を軽減
- ▶ 商品入荷・積み込み、現場までの運転など、実店舗にはない作業がある。
- ▶ 利用者のコミュニケーションが大切な業態なのに、他の作業に手を取られてしまう。
→対面販売の優位性を担保するためにも、管理業務等は極力ICTを活用して効率化を図る必要があります。
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②移動型店舗でも決済の多様化は必須
- ▶ 都心でのニーズも増えてくる今後、決済の多様化は必然。
- ▶ ウィズコロナ、アフターコロナを見据え、非接触型のシステム導入が求められる。
→利便性やコストの両面で導入しやすい決済システムが求められます。
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③移動型ならではのマーケティングが必要
- ▶ いつ、どこに店舗が来るかを利用者に知ってもらう必要がある。
- ▶ 利用者の嗜好に合った商品準備、プロモーションが売れ行きを左右する。
→移動ルートや到着予定時間、利用者の購入ニーズなど、利用者に寄り添った情報提供が必要です。
スマートフォン/タブレットを
ベースにすることで、
さまざまな課題が解消します。
【ソリューション】
移動型店舗が内包する課題としては、販売員の業務が雑多であること、商品が多品種少量であること、移動することで利用者に買い逃しが発生しやすいことなどが挙げられます。京セラの業務用スマートフォン/タブレットと、在庫管理ソリューションやモバイルPOSソリューション、動態管理ソリューションなどを組み合わせることで、これらの課題の多くを解決することができます。
①スマートフォン1台で商品管理の業務効率化を実現
クラウド型の在庫管理ソリューションとバーコード読取りを組み合わせることで、仕入・管理・販売など一連の業務効率化や自動での売上分析を行うことが可能に。スマートフォンを使うことで専用の管理用端末は必要なく、コスト削減にもつながる。
ポイント
- ●法人用スマートフォンを商品管理用の端末にすることで、業務効率がアップ。
- ●使い慣れたスマートフォンなので、導入へのハードルが低く、コストも軽減。
②タブレット+モバイルPOSソリューションで導入・運用コストを大幅削減
タブレット1台で従来型のPOSレジ機能が使えるので、コストもスペースも低減できる。またタブレットの画面上でQR・バーコード決済が可能、さらにカードリーダーを接続・連携させることでクレジットカード決済にも対応、近年の利用者のニーズに応えることができる。
ポイント
- ●タブレットのみの省スペースで、POSシステムを導入できる。
- ●多様化する決済システムへの対応も可能。
③スマートフォン/タブレット+動態管理ソリューションで集客力向上を実現
スマートフォンやタブレットは常にGPSで位置情報を取得しているので、周辺の利用者に対して自動で接近を通知したり、近くの利用者に広告を配信することができる。また、利用者の購入データをベースにした仕入・品揃えや最適な広告配信により、利用者のリピートやファン化につながる。
ポイント
- ●位置情報を使うことで、利用者が買いそびれることを防ぐ。
- ●販売する場所や利用者の商品ニーズを具体的に察知。ファン作りに役立つ。
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