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宇宙観測を支えるファインセラミックス

10n World130億光年彼方の
宇宙観測を支える
ファインセラミックス
日本語(本編)【2分】

ミクロの世界で見る京セラの技術
これらを「10のn乗」のキーワードで、表現するテクノロジーの可視化シリーズです。

「すばる望遠鏡」搭載カメラ(HSC)の鏡筒を支えるファインセラミックス


ハワイ島マウナケア山頂(標高4,205m)に設置され、宇宙の神秘を観測している「すばる望遠鏡」。ここに搭載されている広視野に散らばる暗い天体を高解像度で撮影できるカメラ(HSC)のレンズを支える鏡筒部品には、低熱膨張や軽量、高剛性、高強度、高い寸法精度の厳しい条件が求められました。
これらすべてをクリアしたのは、18個もの京セラのファインセラミックス(コージライト)です。

※HSC:Hyper Suprime-Cam

極めて低い熱膨張を実現した技術


これらの大型、複雑形状の構造部品は、高精度が要求され最高レベルの技術が結集する半導体製造装置用部品の開発で培ってきた、高度な材料・焼成技術により実現。
1℃の変化による歪みは、わずか±0.0000194mm(±1.94×10-8m)。極めて低い熱膨張係数を実現しています。

※直径970mmに対して温度22~23℃の場合

宇宙での活躍が期待されるファインセラミックス


京セラのファインセラミックスは、10-8mのテクノロジーで130億光年の遥か彼方まで、最先端の宇宙観測を支えています。
今後は、これらの技術をいかして、宇宙衛星向けの光学部品(ミラー、構造部材)など宇宙での活躍が期待されています。