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インクジェットプリントヘッド篇

10n Worldデジタル印刷の進化を支える
インクジェットプリントヘッド篇
日本語(本編)【2分15秒】

ミクロの世界で見る京セラの技術
これらを「10のn乗」のキーワードで、表現するテクノロジーの可視化シリーズです。

解像度1200dpiの高画質を可能にする超微量なインク滴


多様化する“個のニーズ”に応えるデジタル印刷。商業用デジタル印刷のキーワードとなるのが高画質・高速応答・高耐久。
この印刷技術のキーデバイスとなる、京セラのインクジェットプリントヘッドは、高度な圧電セラミック技術「ピエゾ素子」により、 緻密なインク吐出量の制御を可能にしています。
これにより、解像度1200dpiの高画質を可能にする1.5pl※1(1.5×10-12L)の超微量なインク滴の吐出を実現。
さらにピエゾ素子16万回/秒(16×104)の高速応答により、最大8万滴/秒(8×104)のインク吐出※2を実現し、最大160億滴/秒(16×109)ものインク吐出※3を可能にしています。



※1 :1 pl(ピコリットル)は、1リットルの1兆分の1
※2 :1 滴の吐出波形2パルス時、メインパルス+キャンセルパルス
※3 :1200dpi高精細プリンタにプリントヘッド40本搭載し、33m/秒 印刷時

独自のピエゾアクチュエータを実現した技術力


116㎜×35㎜の独自の「ピエゾアクチュエータ」は、5312個のピエゾ素子を均一に高密度配置し、0.04㎜の薄さにも関わらず、高い平坦性・耐久性を実現しています。
独自のファインセラミック技術で培った、材料・製造プロセス技術により超緻密な構造を実現。
2000億滴の連続駆動でも、100,000,000,000Ωm(1×1011)の高い絶縁抵抗率を維持※4しています。



※4 :1200dpi循環ヘッド・特定インク条件下

デジタル印刷の可能性を広げる


京セラのインクジェットプリントヘッドは、商業用デジタル印刷のキーワードとなる高画質・高速応答・高耐久に対応し、ラベル、グラフィック、看板、捺染(テキスタイル)など様々な用途での活用が期待されています。この1.5×10-12Lのテクノロジーが、デジタル印刷の可能性を広げ、豊かな社会を彩ります。