※MIP: Memory In Pixel (メモリー・イン・ピクセル)
野外で抜群の見やすさ
ハンディ端末など、屋外で使用する機器の場合、表示が暗くなる、日差しの角度により表示が二重に見えるなど、見づらくなる事があります。
これらの課題に対応するため、MIP液晶ディスプレイは、
・反射型液晶ディスプレイ
・内面反射層
という特徴を持ち、外光だけで抜群の見やすさを実現しています。
反射型液晶ディスプレイ
太陽光などの外光を反射して利用する反射型液晶ディスプレイは、バックライトが無くても表示が可能です。
内面反射層
反射層を内面に形成する事で、一般的な反射型液晶ディスプレイに発生する二重表示が起きません。
※当社LCDによる比較
長時間駆動に貢献「低消費電力」
乾電池や充電池で駆動する機器の場合、ディスプレイの消費電力が駆動時間に影響してしまう場合があります。可能な限り長い時間駆動する為に、
・画素内メモリ
・反射型液晶ディスプレイ
・画素選択方式※
という機能や特徴を持った液晶ディスプレイです。
※一部の製品
画素内メモリ
一般的なLCDは、画像表示では常にデータ通信をしています。MIP液晶ディスプレイは、画素内にメモリ回路を内蔵しています。画像データの通信は、画像を変更する時のみになります。
反射型液晶ディスプレイ
バックライトを使用している透過型液晶ディスプレイは、バックライトの発光に電力を消費しています。反射型液晶ディプレイでは、バックライトが不要の為、消費電力を抑えられます。
画素選択方式
ラインアップに記載しているMIP液晶デイスプレイの一部は、画素を個々に書き換えるという画素選択方式を採用しています。この方式は京セラの特許技術になっており、さらに消費電力を抑える事ができます。
高精細液晶による表現力の向上
デジタル時計などの液晶ディスプレイはセグメント式ディスプレイを使用している事が多く、表示エリア内での表現に限界があります。
MIP液晶ディスプレイは、
・アクティブマトリクス式液晶
・LTPS技術
によって、同じ場所に数字やアイコンなどの自由に表示ができるので、表現力が向上します。
アクティブマトリクス式液晶
マトリックス状に構成された画素1つ1つにTFTを配置することで、画素ごとにオン/オフ制御が可能となります。パッシブ液晶と比較しコントラスト、応答性に優れます。
LTPS技術を使用
ガラス上の回路の微細化が可能なLTPS※技術により、画素内にメモリ機能を形成しつつも高精細な液晶ディスプレイを実現しています。
※LTPS:Low -temperature poly Silicon(低温ポリシリコン)
低温環境下での優れた応答性
一般的なパッシブ型液晶ディスプレイは、低温環境で使用する場合は表示の切り替えが非常に遅く、見づらく感じる事があります。MIP液晶ディスプレイを使用した機器は、アクティブマトリクス液晶ディスプレイの特徴の一つ、応答性の良さにより、低温環境下でも高速な表示切り替えが可能であり、-30℃でもストレス無く、見やすい表示が得られます。
シリアル通信による簡単表示
一般的な液晶ディスプレイを使用する際、ドライバーICなどの複雑な周辺回路を準備する必要があります。
シリアルインターフェースを採用しているMIP液晶ディスプレイは、CPUやマイコンに直接接続できる事が特徴です。
また、電源電圧は3.3Vや3Vで駆動ができ、昇圧回路が不要です。
興味のある方は資料ダウンロードよりご連絡ください。
また、新製品開発に使用できるかなどの検討でご興味を持たれた方には、デモも可能です。
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