OIA Open Innovation Arena
  1. Home
  2. オープンイノベーションアリーナ
  3. Beta project
  4. 「運ぶ人と受取る人をつなぐ」IoT宅配BOXの実証実験実施中

オープンイノベーションアリーナ

「運ぶ人と受取る人をつなぐ」IoT宅配BOXの実証実験実施中

みんなの共有物、宅配BOXをさらに有効に!

 京セラ株式会社は横浜市(I・TOP横浜)と共同で、横浜市旭区にある若葉台団地においてIoT宅配ボックスの実証実験を行っています。近年、ネットショッピングなどのEC(電子商取引)の急伸により、宅配業者の取り扱う荷物量が増えています。また、物流の現場では少子高齢化や長時間労働などの問題で人手不足が深刻化しています。特に、せっかく配達しても留守だったり、宅配ボックスがいっぱいで再配達になるケースが増えており、再配達によるCO2排出量増加や、さらなるドライバー不足に拍車をかける大きな社会問題となっています。

IoTで宅配BOXを見える化

 そこで京セラではIoT技術でみんなの共有物である宅配BOXを見える化し、住んでいる人からも宅配業者からも宅配BOXをより使いやすいものにしました。荷物を配達する側の人は、これから荷物を届ける先のお客様の所に宅配BOXがある場合、そのBOXに空きがあるかどうかの確認ができ、かつBOXの予約が出来れば荷物を確実にお届けすることができるので再配達の回数を減らすことができます。

受け取り側にもメリットたくさん!

 受け取る側も荷物配達のお知らせが来るため、不在票に気づかずに受け取った荷物が宅配ボックスに長時間保管されることはなくなります。

従来の宅配物流の課題を解決

 個別宅配の場合、不在時に再配達票を発行し、荷物の到着をお知らせすると同時に荷物を持ち帰り、再配達を行っていました。宅配BOXの登場で不在時でも荷物を宅配BOXに配達ができるようになりましたが、鍵の番号間違いや誤配達などのトラブルが起きたり、宅配BOXがいっぱいで荷物を入れられず結局再配達になったりと十分に課題は解消できていません。

課題解決にみんなでスクラム!

 そこで、京セラと横浜市が主体となり旭区の若葉台団地を実証実験場に、神奈川県住宅供給公社と若葉台まちづくりセンターの協力を得て、宅配業者として佐川急便株式会社、宅配BOXメーカーとして株式会社白山機工とともに実証実験に挑んでいます。

宅配BOXのIoT化に活きる京セラの無線通信技術

LTE-M通信ユニット(左)と金属筐体上でも十分な利得を発揮するAmcenna®(右)

 京セラ製IoT通信ユニットを搭載した宅配ボックスにより、通信環境が整っていない団地のエントランスでもスムーズに設置および宅配ボックスのIoT化ができました。さらに、京セラ独自技術により誕生した金属の近くに設置しても十分な利得を発揮するアンテナであるAmcenna®を採用したことで、金属筐体である宅配ボックスや鉄筋コンクリートに囲まれた無線にとって厳しい環境でも一般的なダイポールアンテナ以上の無線性能を発揮し、より安定した通信環境を確保することができました。​

「Amcenna」は、京セラ株式会社の登録商標です。

 以前より、対面不要で荷物を受け取るサービスが要望されていたように、留守でなくても宅配BOXに配達を希望する家庭が増えています。そのため、宅配BOX付きの集合住宅が人気になり、宅配BOXの数が不足している現状に対して効率よく宅配BOXを使うことができるソリューションとして注目されています。​
 また現在の新型コロナウイルス流行に伴い接触機会を減らすための有効な手段として、新たな社会課題解決手段の一つとして注目されています。​