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『アメーバ経営』の言葉

会社には、独立事業として採算化すべき組織がまだあるかもしれない。経営トップは、そのような経営効率化の観点からも、全社組織をつねに見直さなければならない。そう考える稲盛は、京セラでの事例として「物流事業部」の独立採算化を挙げています。
「従来、製品の発送はそれぞれの工場の経営管理部門が業者に委託していたのだが、一般に配送業という業種もあるぐらいだから、社内の配送業務をすべてとりまとめ、ひとつの事業部として独立させた。そうすると、その部門の採算はみるみるうちに向上し、同時に運送費も大幅に削減された。各工場では、相当厳しく輸送費をチェックしていたはずなのだが、それでもムダな経費を使っていたことが、物流事業部の誕生により明らかになった」
『アメーバ経営-ひとりひとりの社員が主役-』より