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西郷南洲の教えに学ぶ

今月、12月16日、NHK大河ドラマ「西郷どん」が最終回を迎えました。
稲盛は、西郷隆盛を敬愛してやまず、『南洲翁遺訓』を座右に置いて何度も読み返していました。
当ページでは、2月より、『南洲翁遺訓」をひもといた『人生の王道』より、稲盛の解説を掲載してまいりましたが、今月は稲盛が最も好きな西郷の言葉をご紹介し、最終のご紹介とさせていただきたいと思います。
【遺訓三〇条】
「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕末に困るもの也。この仕末に困る人ならでは、艱難(かんなん)を共にして国家の大業は成し得られぬなり。・・・」
私は若い頃から、この「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は」というくだりが、大変好きでした。自分自身は決してそうはなれないのですが、そういうことを常に口ずさみながら、そうありたいと願っていました。
(『人生の王道』日経BP社刊 より引用)