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稲盛和夫 魂の言葉108

本日より、書籍『稲盛和夫 魂の言葉108』(宝島社/稲盛和夫=述、稲盛ライブラリー=構成)から、稲盛の言葉とその言葉に関連するエピソード・情報をご紹介いたします。
本書は、稲盛和夫の言葉を、稲盛ライブラリー協力のもと宝島社が解説を加えたものです。
<稲盛の言葉>
「自分に訪れる出来事の種をまいているのはみんな自分なのです」(P20に掲載)
<宝島社の解説文>
中国の古典『孟子』のうち、「盡心章(じんしんしょう) 」の一節には「殀寿(ようじゅ)貳(たが)わず、身を修めて以て之を俟(ま)つは、命を立つる所以(ゆえん)なり」とあります。
「人間には若くして亡くなる人もあれば、長生きする人もある。それはすべて天命で決められていることである。だからこそ生きているうちはわが身の修養に努め、天命を待つのが人間の本分を全うすることだ」という意味です。同じ章では「その心を存し、その性を養うは、天に事(つか)うる所以なり」ともあります。「心をより鍛錬し、養うことは天命に通じる」ということです。
心ひとつでその運命をも変えてしまうことができる。これを孟子は「立命(りつめい)」という言葉で言い表したのです。自分にどんな幸不幸が訪れようともそれは、自分の心が招いたもの。
心がけ次第、生き方次第でいかようにも変えることができるのです。
(『稲盛和夫 魂の言葉108』より)