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講演シリーズ「『稲盛和夫の実学』をひもとく―原理原則に則り、物事の本質を追究する―」

190924

本日は、稲盛が母校鹿児島大学において書籍『稲盛和夫の実学』をひもといた講演をご紹介いたします。

稲盛は講演で、経営の実態を正確に把握し、的確な経営判断を下すには、会計原則、会計処理に精通していることが大切であると述べています。

稲盛は27歳のとき、周囲の方々の協力によって京セラを設立していただきましたが、経営の経験がない中で、部下たちから経営に関するあらゆる判断を求められました。何を基準に判断するべきか悩む中で、「人間として何が正しいか」を判断基準とするに至り、またそのような常にその本質を考えて判断するということは、会計にも通じることを見出しました。

そして、京セラが成長発展していく過程で、会計や税務などの問題に遭遇し、それらの問題に対して真正面から取り組み、会計・財務のあり方、会計管理のあるべき姿に関して、得心できる考え方を持つに至りました。この考え方は、今日では、経営管理システム「アメーバ経営」とともに社内に浸透しています。

このように、稲盛は経営だけではなく会計においても、「従来、会計的にはこうする」という常識にとらわれることなく、何が正しいのかという原理原則に基づき、本質を考えて判断する重要性を説いています。
ぜひご覧ください。

■稲盛和夫オフィシャルサイト内該当ページ
https://www.kyocera.co.jp/inamori/archive/lectures/accounting.html