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稲盛経営哲学「利他の心」シンポジウムが開催

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9月12日(木)、立命館大学いばらきキャンパスにて執り行われた日本心理学会第83回大会のプログラムの一環として、同学の稲盛経営哲学研究センターが主催する「稲盛経営哲学『利他の心』シンポジウム」が開催されました。

シンポジウムの冒頭、「混迷する現代に心のあり方を問う」と題する稲盛のメッセージが代読されると共に、2017年にオックスフォード大学で稲盛が行った講演「欲望の文明から利他の文明へ」のDVDが放映されました。メッセージの中で稲盛は、「人類が等しく共有すべき、美しく善き『心』をもとにすれば、現在の国家間、民族間、宗教間、企業間、さらには個々人の対立を超えて、人々が寄り添い、信頼し合い、持続的発展を遂げていく、『利他の文明』という、新たな地平をきっと開くことができるに違いありません」という言葉を寄せています。

続いて、「稲盛哲学によるJAL意識改革」をテーマとする第1セッションならびに「稲盛哲学とモチベーション」をテーマとする第2セッションが行われ、稲盛経営哲学研究センターおよび鹿児島大学稲盛アカデミーの研究成果の発表や日本航空、京セラならびに盛和塾生における実践事例などの紹介がありました。聴講者からも「フィロソフィとアメーバ経営を導入すれば、必ず経営改善ができるのか」「何十項目もあるフィロソフィをどのように実践しているのか」といった多数の質問が寄せられるなど、稲盛経営哲学の今後のさらなる研究の深化が期待されています。