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経営12カ条 第5条、第6条

200416

本日は、経営12カ条の第5条「売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える」、第6条「値決めは経営」に関して、稲盛が2013年7月、第21回盛和塾世界大会で盛和塾生向けに行った講話からの引用です。

<第5条「売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える」>
・経営の常識として、売

上を増やせば経費もそれにしたがって増えていくものと考えられている。しかし、そうではない。売上を増やせば経費も増えるという、誤った「常識」にとらわれることなく、売上を最大限にし、経費を最小限に抑えていくための創意工夫を徹底的に続けていく、その姿勢こそが高収益を生む。

<第6条「値決めは経営」>
・製品の価値を正確に判断した上で、製品一個当たりの利幅と販売数量との積が極大値になる、ある一点を求め、それで値決めをしなくてはならない。その一点とは、お客様が喜んで買ってくださる最高の値段でなければならない。この一点を見抜くことができるのは、営業部長ではなく、ましてや一営業マンなどではなく、経営トップでなければならない。

・新しい製品や技術を開発するのが技術屋の仕事だと思っているかもしれないが、それだけではない。どのようにしてコストを下げるか、ということを考えることも、優秀な技術屋の仕事だ。

・値決めは経営であり、それは経営者の仕事であり、さらにはその価格設定は経営者の人格のままに表れる。
書籍『稲盛和夫経営講演選集 第6巻 企業経営の要諦』より