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心。人生を意のままにする力⑪

『心。』(サンマーク出版)から、稲盛の言葉をご紹介いたします。
<稲盛の言葉>
物事を成就させる人とそうでない人の違いは、わずかな差でしかありません。
これまで見たことのないような高い障壁が目の前にやってきたとき、それがたとえ仰ぎ見るような絶壁であったとしても、瞬時に「乗り越えられる」と自分にいい聞かせて、一歩を踏み出せるかどうか。「自分なら登っていけるはずだ!」と思えるかどうか。
そのとき「登れないのではないか」という躊躇や逡巡が少しでも入ってしまうと、足がすくんで登れなくなってしまう。あとから必死で「いや登れる」と思い込もうとしても後の祭りで、わずかその一歩の差が、運命を大きく変えてしまうのです。
まず「できる」と強く思って明るい未来がかならず訪れると信じる。そして、困難という壁にぶち当たろうと、めげず、あきらめず、立ち向かっていく。
そのような強い心をもって歩みを進めるとき、まったく見通しのつかなかった道筋がいつしか見えはじめ、成功への端緒がいくつも見つかり、はるかかなたに小さく見えていた成功はいつのまにか手の届くところに近づいているものです。(P99-100に掲載)