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7月26日（月）、稲盛の新著『稲盛和夫、かく語りき』が日経BP社から発売されました。この本は、1970年代から2010年代にわたり、『日経ビジネス』『日経ベンチャー』誌に掲載された、稲盛のインタビュー記事を集大成したものです。オイルショックからバブル崩壊、リーマンショックと、経済、社会が大きく変動する中にあって、稲盛の発言は揺らぐことなく、常に本質を見すえてきたことが、本書を通じて理解いただくことが可能です。（＊詳しくは8月2日掲載記事をご覧ください）

この本の発刊報告と、その他いくつかの出版案件を相談するため、7月下旬に稲盛ライブラリーのスタッフは、稲盛の自宅を訪ねる機会を得ました。「わざわざ、ありがとうね」と迎えてくれた稲盛は作務衣姿。顔色から、元気な様子がうかがえました。
打ち合わせが始まると、稲盛はメンバーが差し出す書類のひと文字ひと文字を確かめるかのように、丹念に目を通していきました。眼光の鋭さは往年のまま。そして、かすかにうなずき、「了解」のサインを書類に記していきました。

打ち合わせを終え、『稲盛和夫、かく語りき』を抱えた稲盛が部屋を出ると、扉の前で待っていたのは、稲盛の愛猫くうちゃんでした。

写真：
1~2枚目：書籍『稲盛和夫、かく語りき』
3枚目：稲盛の愛猫くうちゃん（シンガプーラ）