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『稲盛和夫研究』創刊第1号の論文紹介⑤ 「アーカイバル研究から見た稲盛ライブラリーの魅力と将来の可能性」

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紀要『稲盛和夫研究』創刊第1号から論文の内容についてシリーズでご紹介します。

第5回は、稲盛和夫研究会のアーカイブ研究分科会に所属する木村昌人・関西大学客員教授(元渋沢栄一記念財団研究部長)の論文「アーカイバル研究から見た稲盛ライブラリーの魅力と将来の可能性―渋沢栄一記念財団での体験を通じて―」です。

本論文は2021年8月26日に開催された第1回稲盛和夫研究会シンポジウム「稲盛和夫研究にいかに取り組むか」での研究報告をベースに執筆された論考です。木村教授はこの中で、施設・組織としての稲盛ライブラリーの存在意義について、次のように述べています。

「稲盛和夫に関するすべての資料を保管している稲盛ライブラリーは、質量ともに渋沢栄一、松下幸之助、本田宗一郎などのライブラリーと並ぶ世界と日本にとって重要なアーカイブズである。(中略)稲盛ライブラリーは、『京セラ創業者、稲盛和夫の人生哲学、経営哲学を中心に、技術者、経営者としての足跡や様々な社会活動を展示』して、来館者に学びの場を提供することを目的としている。稲盛和夫や京セラ株式会社に関心を持つ経営者、研究者にとっては、一次資料の宝庫である」(『稲盛和夫研究』第1号、55頁)

発売:京都大学学術出版会(冊子版については、以下のサイトから購入可能です)
https://www.kyoto-up.or.jp/series.php?id=159
ISBN 978-4-8140-0417-1 / PRINT ISSN 2436-827X / ONLINE ISSN 2436-8261
※今回取り上げた論文の電子ジャーナル版については、J-STAGEにて閲覧可能です。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/inamori/1/1/1_55/_article/-char/ja