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博士の日

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昨日5月7日は「博士の日」でした。明治21年のこの日に、当時の学者25人に対して文部省が初めて博士号を授与したことから、博士の日とされているのだそうです。

稲盛は鹿児島大学工学部の卒業で、博士課程には進んでいませんが、博士号と無縁ではありませんでした。それは、後年、ファインセラミックス分野の技術者や経営者としてその業績や産業への貢献を称えられて、国内外のいくつかの大学から「名誉博士」号を授けられているからです。

最初に名誉博士号を受けたのは1988年、米国のデンバー大学とアルフレッド大学でした。その後も英国のクランフィールド大学や米国のサンディエゴ大学、ペンシルバニア州立大学、ケースウエスタンリザーブ大学などからも授与されたほか、日本でも京セラ創業当初から協力をいただいていた京都工芸繊維大学や母校の鹿児島大学からも贈られています。

そうした大学の中で、ガラスやセラミックスなどの無機材料科学の分野では米国でもトップクラスにあるアルフレッド大学とは、母校の鹿児島大学と同様に特に長く良好な関係を築き、長年にわたって京セラ教授職を設けてきたほか、2005年には稲盛和夫工学部を開設して、大学と協力しながら無機材料分野で世界中の若い学生や研究者の育成に努めてきました。

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