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この1枚の写真「釣りの思い出」
秋の香りが漂い始め、外で活動するには気持ちのいい季節となりました。10月10日は釣りの日。稲盛と魚釣りは幼少の頃から何かと縁がありました。
稲盛が幼い頃、家の近くの甲突川で魚とりや戦争ごっこに明け暮れていたのは、自著でもよく紹介しています。兄がとってくれた魚を家に持ち帰り、母が甘辛く炊いてくれたのは、当時のお気に入りのおやつでした。
また、西田小学校100周年記念誌では「家の近くの甲突川には、当時、魚がいっぱい泳いでいて、ハエ、フナ、コイ、エビ、ウナギ、カニと、沢山の獲物が、毎日のように私たちを呼んでいました。学校から帰ると、宿題はそっちのけで、勉強道具は縁側に放り投げて、川へ走っていったものでした」と思い出を寄せています。
大人になってからも、「趣味」とまではいかなくても、社有車の運転手が釣り好きだとわかると、「今度釣りに連れていってくれ」と声をかけ、早朝の真鯛釣りに出かけたこともありました。
稲盛にとって魚釣りにどのような意味があったのでしょう。魚との知恵比べだったのか、はたまた自身の仕事と重ねて、考え抜いて何かを追究することやチャレンジであったのか、もしかするとただ楽しい時間を味わっていたのかもしれません。稲盛ライブラリーの写真アーカイブには、釣りを楽しむ様子や釣った魚をうれしそうに手にする稲盛の写真が何枚も残されています。