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稲盛の好きだったお店「ステーキハウス 祇園ゆたか」
肉を好んでよく食べた稲盛が古くから愛した「ステーキハウス 祇園ゆたか」は、京セラの創業時期とほぼ近い1962年(昭和37年)開業の京都を代表するステーキの老舗。稲盛がいつ頃から通い始めたのかはわかりませんが、ずいぶん昔からお客様や親しい経営者仲間と一緒に訪れていたようです。
現在は祇園町南側と銀座にお店がありますが、初代の高田茂オーナーが京都の上七軒に、看板も店名も出さない隠れ家的なお店を出された当時は、その雰囲気を好んで通っていました。ここの名物はフィレステーキですが、稲盛は脂の多いサーロインをよく食べていたそうです。大きな鉄板に向かって泡盛を飲みながら、しっかりとした肉質のサーロインステーキをほおばる稲盛の幸せそうな、くつろいだ姿が目に見えるようです。
1981年に、京セラが八重洲に東京事業所ビルを開設した時には、オーナーに頼み込んでビルの地下に出店してもらったほどで、東京でお客様をもてなす折に利用しては、そこでいろいろな話をしました。特に大切なお客様を招く際には、京都から新幹線でお肉を運んでいただくこともあったとか。「ゆたか」はそれほどに、稲盛と共に歩んでくださったお店です。
