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稲盛和夫の言葉『箴言集』⑫
「正道を貫く」
「正道」とは、自分にとって正しいということではなく、天に恥じることのない、人間として正しい道という意味だ。謀略、策謀を用いたのでは、一時はうまくいくかもしれないが、決して長続きはしない。「人間として何が正しいか」というきわめてシンプルなポイントに判断基準をおき、それに従って正しいことを正しいままに貫いていく。つまり、嘘をつくな、正直であれ、欲張るな、人に迷惑をかけるな、人には親切にせよ...そういう子どものころ親や先生から教わったような人間として守るべき当然のルール、人生を生きるうえで先験的に知っているような、「当たり前」の規範に従うことだ。
そのように正しい道を踏み、誠を尽くしていくことが、長い目で見れば必ずよい結果につながる。