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稲盛ライブラリーこの逸品 書籍 『耐火物工学』
今回は、稲盛ライブラリー5階、稲盛の執務室展示物から書籍 『耐火物工学』(理学博士 吉木文平著)をご紹介します。
この本は、セラミックスに関する技術文献で、発刊された当時はセラミックスに関する専門書が少なく、その業界に携わる多くの人が本書を読んで、必死に勉強したと言われています。 稲盛もそのうちのひとりで、松風工業時代から精読していました。
京セラを創業したのち、稲盛は次第に経営者としての仕事が増え、製造の現場を離れていきましたが、その後もこの本はずっと稲盛の部屋に大切に置かれていました。それは、いつまでも抱き続けたセラミックスへの夢と情熱と、技術者としての原点を忘れないという思いの表れだったのではないでしょうか。
今も再現された執務室に置かれているこの本を、ぜひ稲盛ライブラリーでご覧ください。
1枚目:稲盛が手元に置き続けた書籍
2枚目:松風工業時代(左手で持つ本の下から2冊目が『耐火物工学』)
3枚目:稲盛ライブラリー5階での展示