Facebookアーカイブ

稲盛和夫の言葉『稲盛和夫箴言集』⑲ 

250324

「人間として何が正しいか」を判断基準とする

われわれ人間は、生きていく中で常に判断を迫られる。特に、経営者は些細な問題であっても、判断をひとつ間違えれば会社の存続にかかわってくる。その時、人は往々にして損得を基準に判断して誤ってしまう。

私は、人間として正しいか正しくないか、よいことか悪いことか、という正不正、善悪を判断基準にしてきた。経営も人間が人間を相手に行う営みなのだから、そこですべきこと、あるいはしてはならないことも、人間としてのプリミティブな規範にはずれたものではないはずだ。

人生も経営も、人間を律する道徳や倫理に則して行われるべきだし、また、その原理原則に従えば、大きな間違いをしなくて済む。