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西郷南洲に思いをはせた2007年

9月24日は西郷南洲(隆盛)の命日です。facebook読者の皆様にはおなじみかもしれませんが、稲盛が敬愛する西郷南洲は、稲盛の故郷 鹿児島が生んだ偉人であり、明治維新の功労者。その生誕180年、没後130年にあたる2007年は、稲盛にとって特別な「西郷の年」となりました。
象徴的な出来事の一つが、著書『人生の王道―西郷南洲の教えに学ぶ―』(2007年9月日経BP社)の刊行でした。この出版を契機に、西郷南洲を取り上げた講演や取材が相次ぎました。
9月24日から26日にかけては、鹿児島市、奄美大島、沖永良部島3カ所の西郷ゆかりの地で開かれた記念講演会で、『南洲翁遺訓』をひもときながら熱い思いを語りました。
9月24日、鹿児島市の宝山ホールで行われた西郷南洲顕彰会主催の講演会では、1,500人を前に「敬天愛人を生きる」と題して講演。顕彰会は、稲盛が愛読してきた『西郷南洲遺訓集』の発行元でもあります。
翌25日には奄美大島の龍郷町で「人生について思うこと」をテーマに講演。龍郷町では郷土料理を西郷が実際に味わった形に近づけて振る舞おうと数週間前から予行演習を重ねられるなど、町をあげての温かい歓迎を受けました。
最終日26日は沖永良部島和泊町で「敬天愛人の生き方」を熱弁。西郷が流刑され過ごした地や、南洲神社などの史跡も訪問しました。ここで植樹した木は、今も元気に育っています。
このように、2007年は稲盛にとって、西郷南洲の足跡をたどり、その精神を次代へ伝える特別な年となったのです。
写真
1枚目:植樹した木を眺める稲盛。18年後力強く根付いている(右)
2枚目:多くの方に聴講いただいた講演(9/26)
3枚目:西郷が過ごした格子牢を見つめる稲盛(沖永良部島の南洲記念館)
『人生の王道』紹介ページ
https://www.kyocera.co.jp/inamori/library/facebook-archive/2023/20230529.html

