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寄稿㊱「取締役人生に終止符」(『産経新聞』「いま、語る 関西人国記」2005年11月7日)

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2005年6月の株主総会において、稲盛は創業以来46年間務めた京セラの取締役を退任し、次世代の経営者に京セラの舵取りを託しました。その後、同年11月7日から5回にわたって産経新聞「いま、語る 関西人国記」欄において経営者人生を振り返りました。初回「①取締役人生に終止符」では、自らの取締役退任について、次のように語っています。

「京セラの売上は1兆円、京セラが筆頭株主のKDDIは3兆円。合わせて4兆円の巨大企業になりました。無我夢中でだれにも負けない努力をしてきましたが、よくぞここまでこれたという思いでいっぱいです。

今年6月に46年間に及んだ京セラの取締役人生に終止符を打ちました。70歳を過ぎたころからなるべく早く退任したいと考えていましたが、(中略)新しい社長を選んで新体制をつくりたいと相談がありました。

世代交代のいい機会、僕も役員を辞めさせてもらった。本当は、会社の仕事を全部辞めたかったが、二人(注:会長・社長)から「せめて会社には在籍して後進を指導してください」と頼まれましたので、名誉会長としてとどまることにしました。(中略)もう若い連中に任せて見守るしかありませんが、「ザ・カンパニー」と呼ばれるような理想的な企業を目指してほしいと言い残しました」

※「ザ・カンパニー」については、6/15配信記事もご覧ください。