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稲盛和夫の対談①「JALと日本経済 日はまた昇るか」(『文藝春秋』2011年3月号)
稲盛はこれまで、雑誌や書籍において数多くの対談を行ってきました。相手との対話を通じて新たな視点が引き出されたり、考えが深まり発展する過程を垣間見ることができるのも対談の大きな魅力です。本シリーズでは、対談を通して浮かび上がる稲盛の人物像や思想をご覧ください。
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初回は、稲盛と伊丹敬之先生(当時、東京理科大学大学院教授)の対談です。二人は日本たばこ産業の経営諮問会議のメンバーとして定期的に顔を合わすこともあり、伊丹先生は著書の中でアメーバ経営を紹介されるなど、経営者としての稲盛を高く評価されています。
対談では、航空業界の経験を持たない稲盛が、JAL社内にフィロソフィとアメーバ経営を導入し、再建へと歩みを進めている状況が語られるとともに、日本企業における理念の重要性について意見が交わされました。
稲盛-理念は素朴なものほどいいんですね。難しいことを言うより心に訴えるし、社員の共感と共鳴を得やすい。最近日本企業では理念が大事だとあまり言わなくなりましたが、やはり大切なものだろうと思います。今こそ日本の全企業で自社の理念とは何か、もう一度考え直す時期に来ているのかもしれません。
伊丹-その時大切なのは、理念そのものが正しいこと。もう一つはその理念が社長室の額に掲げてあるだけじゃダメで、社長の背中にくっきり書いてあることです」(『文藝春秋』2011年3月号p123)
※伊丹先生は、2026年11月28日(土)開催の稲盛和夫研究会シンポジウム「経営学から見た稲盛和夫の経営」に登壇予定です。詳細は7月30日(木)Facebook投稿記事をご覧ください。
