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合併症対策特別サイト

ともに、
合併症リスクを
乗り越えていく。

京セラが持つ製品ポートフォリオと技術をどのような形で世の中に届けるか。その１つの答えが、THA合併症対策でした。合併症に苦しむ一人ひとりの患者さんと向き合い、医療現場で最善を尽くす医療従事者の方々と手を携えて。ともに合併症リスクを乗り越えていくそんな医療現場の一員でありたいと考えています。

京セラが持つ製品ポートフォリオと技術をどのような形で世の中に届けるか。その１つの答えが、THA合併症対策でした。合併症に苦しむ一人ひとりの患者さんと向き合い、医療現場で最善を尽くす 医療従事者の方々と手を携えて。ともに合併症リスクを乗り越えていくそんな医療現場の一員でありたいと考えています。

想い、寄り添う、テクノロジー。

THAの5つの合併症リスク

合併症リスクと向き合い、生まれた京セラ独自のテクノロジー

感染 Infection

インプラントと骨の結合を促進する
HA（ハイドロキシアパタイト）コーティングに加え、
銀の抗菌性により感染症の原因となる
バイオフィルム形成を抑制。

『AG-PROTEX』製品情報

合併症リスクと向き合い、生まれた京セラ独自のテクノロジー

摩耗 Wear

生体親和性が高い「MPCポリマー」を
人工股関節摺動面に採用。
親水性、高潤滑によりポリエチレンの摩耗を
大幅に減らすことで
人工股関節の長寿命化を期待。

『Aquala』製品情報

合併症リスクと向き合い、生まれた京セラ独自のテクノロジー

弛み Loosening

電子ビーム積層造形法により
シェル本体と表面加工を一体成型。
不規則性を持たせたポーラス構造による
強固なスクラッチフィットと早期骨癒合を期待。

『T3』製品情報

合併症リスクへの挑戦は続く、これからも。

脱臼Dislocation
感染Infection
弛みLoosening
骨折Fracture
摩耗Wear

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製品ポートフォリオ

人工股関節置換術後の様々なトラブルを合併症リスクと定義しています

脱臼Dislocation

基本情報
- 01発生頻度は初回THAで1～5％、再置換術で5～15％と報告されています。^※1
- 02脱臼は異なる3つのメカニズム(インプラントインピンジメント・骨性インピンジメント・自発的脱臼)で発生すると報告されています。^※2
- 03脱臼対策としては、大径骨頭の使用、後方進入法における軟部組織の修復、前方・外側進入法の使用、インプラントの適切な設置、術前の患者教育が挙げられます。^※1
〈参考文献〉

※1 変形性股関節症診療ガイドライン2016, 監修日本整形外科学会／日本股関節学会, 編集　日本整形外科学会診療ガイドライン委員会，変形性股関節症診療ガイドライン策定委員会

※2 Bartz RL, Nobel PC, Kadakia NR, Tullos HS. The effect of femoral component head size on posterior dislocation of the artificial hip joint. J Bone Joint Surg Am. 2000;82:1300-1307.
Initia® Dual Mobility System
- ＃大径骨頭
- ＃2つの摺動面
製品情報

製品特長

Initia Dual Mobility Systemは大径摺動と小径摺動の2つの摺動面を持ち合わせた人工股関節システムです。

小径骨頭を用いる内側摺動面でPE摩耗を減少させ、大径骨頭の役割をする外側摺動面で脱臼率低下が見込まれます。^※

互換性のあるCupは、SQRUM Cupです。Initia Dual Mobility Systemは、全サイズ（φ42mm～66mm）に対応可能です。

〈参考文献〉

※ Tarasevicius S, Busevicius M, Robertsson O, Wingstrand H. Dual mobility cup reduces dislocation rate after arthroplasty for femoral neck fracture. BMC Musculoskelet Disord 2010; 11: 175.

・Hamadouche M, Biau DJ, Huten D, Musset T, Gaucher F. The use of a cemented dual mobility socket to treat recurrent dislocation. Clin Orthop Relat Res 2010; 468: 3248-3254.

・Philippot R, Adam P, Reckhaus M, Delangle F, Verdot F-, Curvale G, Farizon F. Prevention of dislocation in total hip revision surgery using a dual mobility design. Orthop Traumatol Surg Res 2009; 95: 407-413.

・Guyen O, Pibarot V, Vaz G, Chevillotte C, Béjui-Hugues J. Use of a dual mobility socket to manage total hip arthroplasty instability. Clin Orthop Relat Res 2009; 467: 465-472.
Mainstay®
- ＃アナトミカル
- ＃チェンジャブル
製品情報

製品特長

前捻角とオフセットを調整できるチェンジャブルネックシステムです。

解剖学的形状デザインが術前計画の前捻角の再現を容易にします。^※1

日本人大腿骨の解剖学的形状から設計された、良好な臨床実績をもつデザインです。^※2

〈参考文献〉

※1 田村理ら. 側臥位前側方アプローチにおけるステム設置精度. 日本人工関節学会誌(1345-7608)51巻 Page51-52(2021.12)

※2 Uemura K et al. Minimum 10 years clinical results of an anatomical short stem with a proximal hydroxyapatite coating. Mod Rheumatol. 2021 Sep;31(5)：1066-1072.
Naviswiss
- ＃ポータブルナビ
- ＃正確な設置
製品情報

製品特長

Naviswissは独自の技術をシステムに統合した手術用ナビゲーションユニットであり、簡便に使用することができます。

Naviswissは片手での操作が可能で、手術器具のように使用することができます。また、小型化された専用器具により、低侵襲の手術を可能にします。

Naviswissは整形外科医が手術計画に沿ってインプラントを正確に設置することをサポートします。

〈参考文献〉

・Ohyama Y et al. A new accelerometer‑based portable navigation system provides high accuracy of acetabular cup placement in total hip arthroplasty in both the lateral decubitus and supine positions. Arch Orthop Trauma Surg. 2023 Jul;143(7):4473-4480.

・Hasegawa M et al. Accuracy of acetabular cup insertion in an anterolateral supine approach using an accelerometer‑based portable navigation system. J Artif Organs. 2021 Mar;24(1):82-89.

・門田弘明ら. 仰臥位THAにおけるNaviswissのカップ設置精度の検討. Hip Joint Vol48 P262.

・大山洋平ら. 新しいポータブルナビゲーションシステム（Naviswiss）の臼蓋コンポーネント設置における正確度の検証. Hip Joint Vol48 P266.

・内原好信ら. 簡易ポータブルナビゲーションNaviswissを用いた側臥位THAにおけるカップ設置精度. Hip Joint Vol48 P365.

・田原嵩ら. 経験年数の少ない術者におけるTHAイメージレスナビゲーションの有用性. Hip Joint Vol49 P621.

・Parratte S, et al. No benefit after THA performed with computerassisted cup placement: 10 year results of a randomized controlled study.
Clin Orthop Relat Res 2016 : 474 : 2058-2093.

・Bohl DD, et al. Computerassisted navigation is associated with reductions in the rates of dislocation and accetabular component revision follwing primary total hip arthroplasty. J Bone Joint Surg Am 2019 : 101 : 250-256.

感染Infection

基本情報
- 01日本の初回人工関節置換術における、手術部位感染（SSI）の発生率は0.2%～3.8%と報告されています。^※1
- 02人工関節置換術では、インプラントを用いない手術と比較し、細菌が増殖しやすい環境であるため感染を発症しやすいと言われています。^※2
- 03また患者背景因子として糖尿病、関節リウマチ、HIV陽性、血液透析の症例は手術部位感染（SSI）発生率が高く、加齢/低栄養状態も危険因子となり得ます。^※3
〈参考文献〉

※1 骨・関節術後感染予防ガイドライン2015 改定第2版 p18.

※2 稲葉裕・神野哲也・加畑多文編, BHA THA人工股関節置換術パーフェクト, 羊土社(2021) p224.

※3 骨・関節術後感染予防ガイドライン2015 改定2版 p23.
SQRUM® AGHA
- ＃抗菌カップ
- ＃骨伝導性
製品情報

製品特長

銀イオンによる「抗菌性」と、ハイドロキシアパタイトによる「骨伝導性」を持ち合わせた、AG-PROTEX溶射技術を搭載しています。

骨との長期的な固定を目的に、PROARC (粗面化処理技術)を行い緻密で密着性のあるチタン被膜を形成します。

溶射温度が約3,000℃と低く分解物が生じにくいフレーム溶射法を採用しています。Ca/P比を理論値の1.67に近い状態で維持しています。
Initia® AGHA
- ＃セメントレス
- ＃Tapered Wedge
- ＃抗菌インプラント
製品情報

製品特長

骨温存/最小侵襲手技に対応可能なテーパーウェッジデザインのステムです。

銀イオンによる「抗菌性」と、ハイドロキシアパタイトによる「骨伝導性」を持ち合わせたAG-PROTEX溶射技術を搭載しています。

全11サイズで、STD/HOのオフセットが選択可能です。
KyoceraPerFix® AGHA
- ＃セメントレス
- ＃Fit＆Fill
- ＃抗菌インプラント
製品情報

製品特長

髄腔占拠型のステムデザインです。

銀イオンによる「抗菌性」と、ハイドロキシアパタイトによる「骨伝導性」を持ち合わせた、AG-PROTEX溶射技術を搭載しています。

術中セメントレス/セメントステムの選択を同一器具で可能です。
Palacos® R+G
- ＃抗菌セメント
- ＃高粘性
製品情報

製品特長

Palacos R＋Gは、抗生剤ゲンタマイシンを含有する高粘性骨セメントです。

抗菌剤の局所放出によりインプラントの感染リスクを抑えます。^※1

Palacos R＋Gは、セメント固定型インプラントの再置換率が非常に低いことで知られています。^※2

〈参考文献〉

※1 Javad Parvizi, Khaled J Saleh, Phillip S Ragland, Aidin Eslam Pour & Michael A Mont(2008) Efficacy of antibiotic-impregnated cement in total hip replacement, Acta Orthopaedica, 79:3, 335-341.

・H. Wahlig & E.Dingeldein (1980) Antibiotics and Bone Cements: Experimental and Clinical Long-Term Observations, Acta Orthopaedica Scandinavica, 51: 1-6, 49-56.

※2 Ove Furnes, Leif Ivar Havelin, Birgitte Espehaug: Properties of Bone Cement: Which Cement Should We Choose for Primary THA?, The Well-Cemented Total Hip Arthroplasty : Theory and practice,2005.

弛みLoosening

基本情報
- 01無菌性弛緩の原因についての因子は大きく3つあり、
  1)初期固定不足、2)経年的な固定性の消失、3)オステオライシスによる生物学的固定の消失が挙げられます。^※1
- 02肥満、骨粗鬆症、エストロゲン欠乏、喫煙などの患者因子も、無菌性弛緩のリスク増大に関与しているとされています。^※2
- 03無菌性弛緩では、最大可動域時の内・外旋などの特定の動きで痛みが認められます。^※3
〈参考文献〉

※1 Abu-Amer Y, Darwech I, Clohisy JC. Aseptic loosening of total joint replacements:mechanisms underlying osteolysis and potential therapies.　Arthritis Res Ther 2007;9(Suppl 1):S6osteolysis around the implant.

※2 Utkarsh Anil et al. Diagnosis and Detection of Subtle Aseptic Loosening in Total Hip. The Journal of Arthroplasty 37 (2022) 1494-1500.

※3 久保俊一編, 股関節学,株式会社金芳堂(2014) p1039.
SQRUM® TT
- ＃3Dポーラス
製品情報

製品特長

積層造形法一体成形されており、剥離強度は一般的なコーティングの1.75倍、FDA（Food and Drug Administration）の最低基準に対して約4倍強くなっています。^※

海綿骨に対して高い摩擦係数を示しており、臼蓋とインプラントとの固定性を高めています。

弾性率が海綿骨に近似しているため、生理的な荷重伝達が可能です。

〈参考文献〉

※ Marin E, Fusi S, Pressacco M, Paussa L, Fedrizzi L. Characterization of cellular solids in Ti6Al4V for orthopaedic implant applications: Trabecular titanium. J Mech Behav Biomed Mater., 3(5): 373-381, 2010.

Gilmour L, Jones B, Dickinson J. Mechanical Properties of a sintered asymmetric particle ingrowth coating. Medical Device Materials V. In Proceedings of the materials and processes for medical devices conference, 2010 ASM International (Smith & Nephew), Memphis, TN, USA, 2009.

Medlin DJ, Scrafton J, Shetty R. Metallurgic attachement of a porous tantalum foam to a Titanium Substrate for Orthopaedic Applications Journal of ASTM International, Vol.2, No.10 30-39, 2005.
Initia® T3
- ＃3Dポーラス
- ＃独自技術
製品情報

製品特長

早期の骨癒合及び長期的安定性を促進することを目的に開発された独自技術 T3 (Tesera Trabecular Technology)を搭載した製品です。

電子ビーム積層造形法により一体的に形成されています。
平均気孔径は、620μm。平均気孔率は、63.6％です。

従来品から、スクリューホールの位置・バリエーションおよびシェルポジショナー回旋防止機構を変更し、操作性を高めました。

骨折Fracture

基本情報
- 01THAの術中、大腿骨骨折の発生率は、セメントレスステムでは3.0～5.4%、セメントステムでは0.3～1.2%と報告されています。^※1
- 02高齢者の転位型大腿骨頸部骨折においてセメントステム、セメントレスステムともに良好な結果が得られますが、それぞれの特徴を理解した上で使用することが大切です。^※2
- 03海外のメタ解析によると、セメントレスステム使用例では術中、術後大腿骨骨折の発生率が高く、ステムの弛緩が多いことから、骨脆弱例やステム適合不良例に対してはセメントステム使用が提案されています。^※2
〈参考文献〉

※1 Davidson D, et al. Intraoperative periprosthetic fractures during total hip arthroplasty. Evaluation and management. JBJS, 90 : 200-2012.

※2 大腿骨頚部/転子部骨折　診療ガイドライン2021　第６章大腿骨頚部骨折の理由6.2.3　転位型骨折に対する人工物置換術式選択と後療法　p64-70.
Initia® MC
- ＃セメントステム
- ＃ミューラータイプ
製品情報

製品特長

術中、術後大腿骨骨折の発生を起こしにくいと言われるセメントステムです。^※1

ミューラータイプのステムデザインをベースにした設計です。

ステム前後面にグルーブ（溝）があることによって術後の内反への移動を防止する効果が期待できます。^※2

人工股関節大腿骨コンポーネント｜Initia MCステム：30500BZX00281000
「Initia」は、京セラ株式会社の登録商標です。

〈参考文献〉

※1 大腿骨頚部/転子部骨折診療ガイドライン2021改訂版３版第６章大腿骨頚部骨折の理由 6.2.3 転位型骨折に対する人工物置換術式選択と後療法　p64-70.

※2 Andrej M. Nowakowski · Martin Lüem · Peter E. Ochsner, Cement collar and longitudinal groove: the eVects on mechanical stability with aseptic loosening in Müller straight-stem implants. Arch Orthop Trauma Surg (2008) 128:745–750.
SC
- ＃セメントステム
- ＃PolishTaperタイプ
製品情報

製品特長

術中、術後大腿骨骨折の発生を起こしにくいと言われるセメントステムです。^※

セメントステムで最も使用されているPolish Taperデザインを採用しています。

近位からの荷重伝達とセメント内応力不均一の低減を目的としたCurved Triple Taperデザインの採用により、応力遮蔽（Stress Shielding）の低減が期待できます。

〈参考文献〉

※ 大腿骨頚部/転子部骨折診療ガイドライン2021改訂版３版第６章大腿骨頚部骨折の理由6.2.3 転位型骨折に対する人工物置換術式選択と後療法　p64-70.
H-3 Taper
- ＃セメントステム
- ＃Charnleyタイプ
製品情報

製品特長

術中、術後大腿骨骨折の発生を起こしにくいと言われるセメントステムです。^※1

チャンレータイプのステムデザインをベースにした設計です。

THAにおける148股関節を追跡した結果、10年間生存率は99.3%でした。^※2

〈参考文献〉

※1 大腿骨頚部/転子部骨折診療ガイドライン2021改訂版３版第６章大腿骨頚部骨折の理由6.2.3 転位型骨折に対する人工物置換術式選択と後療法　p64-70.

※2 Yusuke Takaoka et al. The Long-Term Results of Total Hip Arthroplasty With a Cemented β-Titanium Stem, The Joural of Arthopalsty, 35(2020) 2167-2172.

摩耗Wear

基本情報
- 01摩耗とは、摺動面の摩擦に伴い、物質が徐々に失われる現象と定義されています。失われた物質は摩耗粉として産出されます。^※1
- 02人工股関節の摩耗は、凝着摩耗(ポリエチレンが金属/セラミックに凝着し、表面から引き剝がされて発生)、研削摩耗(セメント、骨片が摺動面へ介在することで発生)、疲労摩耗(繰り返される摺動面の応力集中により発生)に分類されています。^※1^※2
- 03摺動面に用いられるポリエチレンが摩耗して発生する摩耗粉は、オステオライシス(骨溶解)の原因にもなり得ます。^※3
〈参考文献〉

※1 Schmalzried TP Wear in total hip and Knee replacement. JBJS 1999:81(1):115-136.

※2 久保俊一編, 股関節学,株式会社金芳堂(2014) p143-144.

※3 Konttien YT, et al. The microenviroment arund total hip replacement protheses. Clinical Orthop 2005:430:28-38.
BIOCERAM AZUL®
- ＃セラミック骨頭ボール
- ＃低摩耗
- ＃長期安定性
製品情報

製品特長

本製品はジルコニアで強化したアルミナ材料(Zirconia Toughened Alumina)です。

4点曲げ強度において高純度アルミナの約2倍の強度があります。ジルコニアで懸念された分子の不安定性を防止し、生体内における長期安定性が期待できます。

BIOCERAM AZULの摩耗特性はアルミナと同等です。
Aquala®
- ＃低摩耗
- ＃独自の表面処理技術
製品情報

製品特長

日本独自の技術Aqualaは、2011年に販売開始し、2024年には100,000症例で使用される見込みです。

従来のクロスリンクポリエチレンと比較して摩擦トルクが約5～10分の1であり、低摩耗であることが確認されています。クロスリンクポリエチレンが平均線摩耗率0.042mm/年に対して、Aqualaは5年成績論文で、線摩耗率0.002mm/年の成績が報告されています。^※

材料のポリエチレンにビタミンEを添加することにより、酸化劣化による機械的特性（破断強度）の低下を抑制することが確認されています。(Aquala VEに関する説明です）

〈参考文献〉

※ Toru Moro et al. Clinical Safety and Wear Resistance of the Phospholipid Polymer-Grafted Highly Cross-Linked Polyethylene Liner. Journal of Orthopaedic_Research 2016.

・Steven M et al. History and Systematic Review of Wear and Osteolysis Outcomes for First-generation Highly Crosslinked Polyethylene. Clin Orthop Relat Res (2011) 469:2262–2277.

弛み

Initia® T3

製品特長

早期の骨癒合及び長期的安定性を促進することを目的に開発された独自技術 T3 (Tesera Trabecular Technology)を搭載した製品です。

電子ビーム積層造形法により一体的に形成されています。
平均気孔径は、620μm。平均気孔率は、63.6％です。

従来品から、スクリューホールの位置・バリエーションおよびシェルポジショナー回旋防止機構を変更し、操作性を高めました。

人工股関節寛骨臼コンポーネント｜Initia T3シェル：30300BZX00324000
「Initia」「Tesera Trabecular Technology」は、京セラ株式会社の登録商標です。

製品情報

感染

SQRUM® AGHA

製品特長

銀イオンによる「抗菌性」と、ハイドロキシアパタイトによる「骨伝導性」を持ち合わせた、AG-PROTEX溶射技術を搭載しています。

骨との長期的な固定を目的に、PROARC (粗面化処理技術)を行い緻密で密着性のあるチタン被膜を形成します。

溶射温度が約3,000℃と低く分解物が生じにくいフレーム溶射法を採用しています。Ca/P比を理論値の1.67に近い状態で維持しています。

全人工股関節｜AG-PROTEX HIPシステム：22700BZX00259000
「SQRUM」「AG-PROTEX」「PROARC」は、京セラ株式会社の商標登録です。

製品情報

弛み

SQRUM® TT

製品特長

積層造形法一体成形されており、剥離強度は一般的なコーティングの1.75倍、FDA（Food and Drug Administration）の最低基準に対して約4倍強くなっています。^※

海綿骨に対して高い摩擦係数を示しており、臼蓋とインプラントとの固定性を高めています。

弾性率が海綿骨に近似しているため、生理的な荷重伝達が可能です。

人工股関節寛骨臼コンポーネント｜SQRUM TTシェル : 22500BZX00323000
「SQRUM」は、京セラ株式会社の登録商標です。

〈参考文献〉

※ Marin E, Fusi S, Pressacco M, Paussa L, Fedrizzi L. Characterization of cellular solids in Ti6Al4V for orthopaedic implant applications: Trabecular titanium. J Mech Behav Biomed Mater., 3(5): 373-381, 2010.

Gilmour L, Jones B, Dickinson J. Mechanical Properties of a sintered asymmetric particle ingrowth coating. Medical Device Materials V. In Proceedings of the materials and processes for medical devices conference, 2010 ASM International (Smith & Nephew), Memphis, TN, USA, 2009.

Medlin DJ, Scrafton J, Shetty R. Metallurgic attachement of a porous tantalum foam to a Titanium Substrate for Orthopaedic Applications Journal of ASTM International, Vol.2, No.10 30-39, 2005.

製品情報

脱臼

Initia® Dual Mobility System

製品特長

Initia Dual Mobility Systemは大径摺動と小径摺動の2つの摺動面を持ち合わせた人工股関節システムです。

小径骨頭を用いる内側摺動面でPE摩耗を減少させ、大径骨頭の役割をする外側摺動面で脱臼率低下が見込まれます。^※

互換性のあるCupは、SQRUM Cupです。Initia Dual Mobility Systemは、全サイズ（φ42mm～66mm）に対応可能です。

人工股関節寛骨臼コンポーネント｜Initia Dual Mobilityシステム：30500BZX00191000
「Initia」は、京セラ株式会社の登録商標です。

〈参考文献〉

※　Tarasevicius S, Busevicius M, Robertsson O, Wingstrand H. Dual mobility cup reduces dislocation rate after arthroplasty for femoral neck fracture. BMC Musculoskelet Disord 2010; 11: 175.

・Hamadouche M, Biau DJ, Huten D, Musset T, Gaucher F. The use of a cemented dual mobility socket to treat recurrent dislocation. Clin Orthop Relat Res 2010; 468: 3248-3254.

・Philippot R, Adam P, Reckhaus M, Delangle F, Verdot F-, Curvale G, Farizon F. Prevention of dislocation in total hip revision surgery using a dual mobility design. Orthop Traumatol Surg Res 2009; 95: 407-413.

・Guyen O, Pibarot V, Vaz G, Chevillotte C, Béjui-Hugues J. Use of a dual mobility socket to manage total hip arthroplasty instability. Clin Orthop Relat Res 2009; 467: 465-472.

製品情報

摩耗

Aquala®

製品特長

日本独自の技術Aqualaは、2011年に販売開始し、2024年には100,000症例で使用される見込みです。

従来のクロスリンクポリエチレンと比較して摩擦トルクが約5～10分の1であり、低摩耗であることが確認されています。クロスリンクポリエチレンが平均線摩耗率0.042mm/年に対して、Aqualaは5年成績論文で、線摩耗率0.002mm/年の成績が報告されています。^※

材料のポリエチレンにビタミンEを添加することにより、酸化劣化による機械的特性（破断強度）の低下を抑制することが確認されています。(Aquala VEに関する説明です）

人工股関節寛骨臼コンポーネント｜Aqualaライナー：22300BZX00234000
人工股関節寛骨臼コンポーネント｜Aquala VEライナー：22800BZX00099000
「Aquala」は、京セラ株式会社の登録商標です。

〈参考文献〉

※ Toru Moro et al. Clinical Safety and Wear Resistance of the Phospholipid Polymer-Grafted Highly Cross-Linked Polyethylene Liner. Journal of Orthopaedic_Research 2016.

・Steven M et al. History and Systematic Review of Wear and Osteolysis Outcomes for First-generation Highly Crosslinked Polyethylene. Clin Orthop Relat Res (2011) 469:2262–2277.

製品情報

摩耗

BIOCERAM AZUL®

製品特長

本製品はジルコニアで強化したアルミナ材料(Zirconia Toughened Alumina)です。

4点曲げ強度において高純度アルミナの約2倍の強度があります。ジルコニアで懸念された分子の不安定性を防止し、生体内における長期安定性が期待できます。

BIOCERAM AZULの摩耗特性はアルミナと同等です。

人工股関節大腿骨コンポーネント｜BIOCERAM AZULヘッド：22600BZX00510000
「BIOCERAM AZUL」は、京セラ株式会社の登録商標です。

製品情報

感染

Initia® AGHA

製品特長

骨温存/最小侵襲手技に対応可能なテーパーウェッジデザインのステムです。

銀イオンによる「抗菌性」と、ハイドロキシアパタイトによる「骨伝導性」を持ち合わせたAG-PROTEX溶射技術を搭載しています。

全11サイズで、STD/HOのオフセットが選択可能です。

人工股関節大腿骨コンポーネント｜AG-PROTEX Initiaステム：30400BZX00228000
「Initia」「AG-PROTEX」は、京セラ株式会社の商標登録です。

製品情報

感染

KyoceraPerFix® AGHA

製品特長

髄腔占拠型のステムデザインです。

銀イオンによる「抗菌性」と、ハイドロキシアパタイトによる「骨伝導性」を持ち合わせた、AG-PROTEX溶射技術を搭載しています。

術中セメントレス/セメントステムの選択を同一器具で可能です。

人工股関節大腿骨コンポーネント｜AG-PROTEX PC HIPステム：23100BZX00017000
「KyoceraPerFix」「AG-PROTEX」は、京セラ株式会社の商標登録です。

製品情報

脱臼

Mainstay®

製品特長

前捻角とオフセットを調整できるチェンジャブルネックシステムです。

解剖学的形状デザインが術前計画の前捻角の再現を容易にします。^※1

日本人大腿骨の解剖学的形状から設計された、良好な臨床実績をもつデザインです。^※2

人工股関節大腿骨コンポーネント｜Mainstayステム：22700BZX00041000
人工股関節大腿骨コンポーネント｜MainstayネックV30：22700BZX00042000
「Mainstay」は、京セラ株式会社の登録商標です。

〈参考文献〉

※1 田村理ら. 側臥位前側方アプローチにおけるステム設置精度. 日本人工関節学会誌(1345-7608)51巻 Page51-52(2021.12)

※2 Uemura K et al. Minimum 10 years clinical results of an anatomical short stem with a proximal hydroxyapatite coating. Mod Rheumatol. 2021 Sep;31(5)：1066-1072.

製品情報

骨折

Initia® MC

製品特長

術中、術後大腿骨骨折の発生を起こしにくいと言われるセメントステムです。^※1

ミューラータイプのステムデザインをベースにした設計です。

ステム前後面にグルーブ（溝）があることによって術後の内反への移動を防止する効果が期待できます。^※2

人工股関節大腿骨コンポーネント｜Initia MCステム：30500BZX00281000
「Initia」は、京セラ株式会社の登録商標です。

〈参考文献〉

※1 大腿骨頚部/転子部骨折診療ガイドライン2021改訂版３版第６章大腿骨頚部骨折の理由 6.2.3 転位型骨折に対する人工物置換術式選択と後療法　p64-70.

※2 Andrej M. Nowakowski · Martin Lüem · Peter E. Ochsner, Cement collar and longitudinal groove: the eVects on mechanical stability with aseptic loosening in Müller straight-stem implants. Arch Orthop Trauma Surg (2008) 128:745–750.

製品情報

骨折

SC

製品特長

術中、術後大腿骨骨折の発生を起こしにくいと言われるセメントステムです。^※

セメントステムで最も使用されているPolish Taperデザインを採用しています。

近位からの荷重伝達とセメント内応力不均一の低減を目的としたCurved Triple Taperデザインの採用により、応力遮蔽（Stress Shielding）の低減が期待できます。

人工股関節大腿骨コンポーネント｜K-MAX SC HIPシステム：21600BZZ00345000
「K-MAX」は、京セラ株式会社の登録商標です。

〈参考文献〉

※ 大腿骨頚部/転子部骨折診療ガイドライン2021改訂版３版第６章大腿骨頚部骨折の理由6.2.3 転位型骨折に対する人工物置換術式選択と後療法　p64-70.

製品情報

骨折

H-3 Taper

製品特長

術中、術後大腿骨骨折の発生を起こしにくいと言われるセメントステムです。^※1

チャンレータイプのステムデザインをベースにした設計です。

THAにおける148股関節を追跡した結果、10年間生存率は99.3%でした。^※2

全人工股関節｜K-MAX SS HIPシステム：20700BZZ00664000
「K-MAX」は、京セラ株式会社の登録商標です。

〈参考文献〉

※1 大腿骨頚部/転子部骨折診療ガイドライン2021改訂版３版第６章大腿骨頚部骨折の理由6.2.3 転位型骨折に対する人工物置換術式選択と後療法　p64-70.

※2 Yusuke Takaoka et al. The Long-Term Results of Total Hip Arthroplasty With a Cemented β-Titanium Stem, The Joural of Arthopalsty, 35(2020) 2167-2172.

製品情報

脱臼

Naviswiss

製品特長

Naviswissは独自の技術をシステムに統合した手術用ナビゲーションユニットであり、簡便に使用することができます。

Naviswissは片手での操作が可能で、手術器具のように使用することができます。また、小型化された専用器具により、低侵襲の手術を可能にします。

Naviswissは整形外科医が手術計画に沿ってインプラントを正確に設置することをサポートします。

手術用ナビゲーションユニット｜Naviswiss システム：301AHBZI00020000
関節手術用器械｜Naviswiss システム用手術器械：13B1X10231000158

〈参考文献〉

・Ohyama Y et al. A new accelerometer‑based portable navigation system provides high accuracy of acetabular cup placement in total hip arthroplasty in both the lateral decubitus and supine positions. Arch Orthop Trauma Surg. 2023 Jul;143(7):4473-4480.

・Hasegawa M et al. Accuracy of acetabular cup insertion in an anterolateral supine approach using an accelerometer‑based portable navigation system. J Artif Organs. 2021 Mar;24(1):82-89.

・門田弘明ら. 仰臥位THAにおけるNaviswissのカップ設置精度の検討. Hip Joint Vol48 P262.

・大山洋平ら. 新しいポータブルナビゲーションシステム（Naviswiss）の臼蓋コンポーネント設置における正確度の検証. Hip Joint Vol48 P266.

・内原好信ら. 簡易ポータブルナビゲーションNaviswissを用いた側臥位THAにおけるカップ設置精度. Hip Joint Vol48 P365.

・田原嵩ら. 経験年数の少ない術者におけるTHAイメージレスナビゲーションの有用性. Hip Joint Vol49 P621.

・Parratte S, et al. No benefit after THA performed with computerassisted cup placement: 10 year results of a randomized controlled study.
Clin Orthop Relat Res 2016 : 474 : 2058-2093.

・Bohl DD, et al. Computerassisted navigation is associated with reductions in the rates of dislocation and accetabular component revision follwing primary total hip arthroplasty. J Bone Joint Surg Am 2019 : 101 : 250-256.

製品情報

感染

Palacos® R+G

製品特長

Palacos R＋Gは、抗生剤ゲンタマイシンを含有する高粘性骨セメントです。

抗菌剤の局所放出によりインプラントの感染リスクを抑えます。^※1

Palacos R＋Gは、セメント固定型インプラントの再置換率が非常に低いことで知られています。^※2

整形外科用骨セメント｜パラコスR+G ボーンセメント：30100BZX00180000
「Palacos」は、Heraeus Medical GmbHの登録商標です。

〈参考文献〉

※1 Javad Parvizi, Khaled J Saleh, Phillip S Ragland, Aidin Eslam Pour & Michael A Mont(2008) Efficacy of antibiotic-impregnated cement in total hip replacement, Acta Orthopaedica, 79:3, 335-341.

・H. Wahlig & E.Dingeldein (1980) Antibiotics and Bone Cements: Experimental and Clinical Long-Term Observations, Acta Orthopaedica Scandinavica, 51: 1-6, 49-56.

※2 Ove Furnes, Leif Ivar Havelin, Birgitte Espehaug: Properties of Bone Cement: Which Cement Should We Choose for Primary THA?, The Well-Cemented Total Hip Arthroplasty : Theory and practice,2005.

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