ニュースリリース

2020年

2020年04月15日

多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう)(PRP)の調製キット
「Condensia®(コンデンシア)システム」を販売開始

2020年04月15日

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

京セラ株式会社(社長:谷本秀夫、以下京セラ)は、ヒトの血液に含まれる多血小板血漿(Platelet-Rich Plasma、以下「PRP」)を濃縮して採取する際に用いるPRP調製キット「Condensia®(コンデンシア)システム」の薬事承認(医療機器承認番号:30100BZX00223000)を取得し、本年5月下旬より日本国内での販売を開始いたします。
本製品は、組織の修復を促す成長因子を出す働きがあるとされる血漿成分を、患者自身の血液から採取して患部に投与する「PRP療法」に使用されるものです。
PRP調製キットとしては、世界で唯一の日本製※1で、市販の遠心分離機の使用が可能です。※2

※1 PRP調製キットとして(2020年4月15日現在、京セラ調べ)
※2 すべての遠心分離機に適用するわけではありません。


写真:Condensia®
Condensia® システム

販売名 Condensia システム
医療機器承認番号 30100BZX00223000
キット構成 採取容器(針付/20ml):1本、分離容器(針付/10ml):1本、回収容器(針付/10ml):1本、ガイド(黄・赤):各1本、採血針:1本、遠心キャップ:2個
入数 4セット/箱

■製品の特長
  • 市販の遠心分離機の使用が可能です。
  • 外気に触れずに血液成分の分離を行うため、採取した血漿成分が汚染されるリスクを低減できます。
  • 各容器に容量メモリが付いているため、採取量の確認が容易です。

京セラは、独自の材料技術および表面処理技術により開発した人工関節やデンタルインプラントをはじめ、再生医療、未病医療など医療ヘルスケア事業に注力しています。今後も新技術、新製品の研究開発に努め事業拡大を図るとともに、人々の健康維持と豊かな生活の実現に寄与してまいります。

■PRP療法について
PRP療法は、自己治癒力をサポートする治療として、主に整形外科領域、スポーツ整形外科領域、形成外科領域、美容外科領域等で活用されている再生医療です。本療法では、遠心分離機で血液を遠心分離させて血小板が多く含まれる「多血小板血漿」を抽出します。患者自身の血液から血漿成分を採取、調製するため、薬物投与などに比べて副作用のリスクが少ないことに加え、採血当日の投与が可能です。
欧米では、20年以上前から普及し、口腔外科領域での顎骨再生療法や美容外科領域での治療などで広く活用されています。整形外科領域においても、あらゆる運動器疾患への適用が研究され、スポーツなどによる肘やひざの痛み、腱や筋肉の損傷などにステロイド剤を使わない新しい治療法として、日本でも注目が高まっています。また、変形性関節症に対する腫れや痛みの軽減への適用も期待されています。
写真:PRP療法イメージ
PRP療法イメージ

※ PRP療法を実施する医療機関は、再生医療等提供基準を遵守する必要があります。
※ 自由診療(保険適用外)のため、治療費は全額患者様の負担となります。
※ 「Condensia」は京セラ株式会社の登録商標です。

ニュースリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

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